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コブクロ【両忘】正解は自分でつくる

【#7】20210707


人生は物語。
どうも横山黎です。


本、音楽、ドラマ、映画など、あらゆるものを題材に思ったこと、考えたことを物語っていきます。是非最後まで読んでいってください。


ということで、今回はコブクロさんの新曲『両忘』から考える「正解は自分でつくる」というテーマで話していこうと思います。



両忘って?


本日CD発売のコブクロさんの新曲「両忘」。

これまでのコブクロさんの楽曲には珍しいサウンドのナンバーになっています。
テクノっていうんですかね?
僕、初めてイントロを聴いたとき、「あれperfumeかな?」って思うくらいですね、これまでにない曲調だなと思いました。


この楽曲は、「真実」とか「過ち」とか「嘘」とか、そういった単語が多くみられるんですが、そのままそれが曲のテーマになっているのかなと思います。


そもそも、

「両忘」って何なの?
どういう意味?

って話なんですけれども、実はこれ、禅の言葉なんですね。
座禅の「禅」。


歌詞を担当した小渕さんは「両忘」という言葉を次のように捉えています。


世の中の様々な出来事、
何が正しくて、何が間違いと決めつける事は簡単ですが
その秤の真ん中でバランスを取る答えや、価値観は
お互いの物差しでも大きく変わり
一つじゃないという事を言い得た言葉が
「両忘」という言葉です。

つまり、「正解」なんて一口で言えないよねってことです。



不倫報道


そういえば、コブクロの黒田さんに対する不倫報道が先日話題になりました。
もう二か月くらい前かな。

もはや世間の目は別のところに移っていると思いますが、比較的最近のニュースなのでなんとなく覚えている方もいらっしゃると思います。


不倫関係自体は、二年くらい前からあったらしんですけど、その間に、相手の女性が鬱病を発症したり、自殺未遂をしてしまったり、決して穏やかでない出来事があったそうです。


この報道を受けてから初めて出すシングル曲が「両忘」というタイトルの楽曲で、さっきも言った通り、「過ち」とか「嘘」とかをテーマにしてるんですよ。


で、歌詞をよく見てみると、「過ちを犯してしまった自分を擁護する」歌に聞こえてくると思うんですね。


過ちの裏には 心 抗った爪痕
(引用:コブクロ 両忘 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com))


という歌詞から分かる通り、周りから過ちという事実だけで片づけられるけれども、その裏にはいろんなこと考えて、悩んでいたんだけどなあっていう思いが透けて見えますし、


最後の歌詞、

待ちわびた夜明けを 包み込む光の中
静かに 歩き出せたらいい
(引用:コブクロ 両忘 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com))

から分かる通り、過ちは犯してしまったけれど、世界は変わっていって、いつか夜明けが来るんだから、静かにまた歩き出せばいいじゃんっていうこれからの展望を描いているんですよ。


絶対に、報道のことを意識してるなあって思ったんですね。

もっとちゃんといえば、小渕さんの黒田さんに対するメッセージソングだったのではないかなって思いました。


正解は自分でつくる


正しさとか間違いとかって、白黒はっきりつけられないものですよね。
何をもって正しいとするのか。
棲んでいる国とか、生きている時代によって変わりますし、なんなら人によって違う。


法治国家の日本ですから、法律に違反したら「間違い」なんですよ。
でもね、法律という「正解」をつくらないと、〇✕をつけられないくらい、線引きが難しいってことだと僕は思います。


つまり、正解なんて一つじゃない。

ってことは、この世に絶対的な正解が無いんだから、自分の進む道を正解にすることが可能だってことだと思います。
「法律」を「正解」にしたように、「自分の中でのルール」を「正解」にすることはできます。
他の人に受け入れられるかはさておき、可能なんですよ。


コブクロさんにとって、不倫報道を受けて活動休止したり、世間の「正解」に寄り添う選択肢を取ることもできましたが、彼らが選んだ道は、「これからのこと」を音楽に託すということ。


「踏み外し」て「叩かれ」て、「ズタボロ」だけれど、そこから「這い上が」って、晴々とした空を目指す。


そんなメッセージを宣言したんです。


間違った道を進んでしまっても、引き返せないのが人生なんだから、その道を正解にするしかない。


僕まだ20歳なんで、これからいろんなことがあると思います。
何があっても、誰に何を言われようと、自分が「正解」と信じた道を生き抜いていきたいと思います。


ということで、最後まで読んで下さりありがとうございました。
横山黎でした。


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