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【#家族募集します】しんどいときに誰かを頼れない僕等

【#14】20210714


人生は物語。
どうも横山黎です。


このチャンネルでは、本、音楽、ドラマ、映画など、あらゆるものを題材に思ったこと、考えたことを物語っていきます。是非、最後まで読んでいってください。


ということで、今回は新金曜ドラマ「#家族募集します」から考える「しんどいときに誰かを頼れない僕等」というテーマで話していこうと思います。



☆新しいホームドラマ


ジャニーズWESTの重岡大樹さんが絵本出版社で働くシングルファザー、木村文乃さんが小学校の先生として働くシングルマザー、岸井ゆきのさんが夢見るシングルマザーを演じます、ドラマ「#家族募集します」

SNSで家族を募集し、性格も価値観も違う親子たちが一つ屋根の下で共に暮らす、新時代のホームドラマになっています。


シングルファザーの俊平は、妻を亡くしてから、息子の陽(はる)と共に暮らしていました。仕事に子育てに全部を一人でこなさなければいけないため、毎日へとへと。絵本の出版社に勤めているんですが、昼休憩のときに居眠りしてしまったり、家に帰ってから子どもより先に寝てしまったり。


シングルマザーの桃田先生は、一人娘の雫を女手一つで育てる小学校の先生。責任感が強く、家族にも誰にも頼らずに自分で娘を育てると覚悟を決めています。生徒だけでなく、生徒の保護者の対応もしなければいけないので、あまり子どもとの時間を取ることができていません。「長さより質だ!」と自分に言い聞かせながら、自分を奮い立たせています。


ある日俊平は、街中で幼馴染の蒼介と出会います。彼はお好み焼き屋で働いていて、その上の階に住んでいるんですが、一人で住むには広すぎるので、ルームシェアをしてくれる人を探していました。


ひょんなことから、俊平がシングルファザーだと知ったことをきっかけに、蒼介は、子育てに悩む人たちが集まって共に助け合いながら暮らしていく場所をつくろうと提案します。


思い付いたらすぐ行動する蒼介は、SNSで家族を募集します。


そして、初めての依頼が来ます。


それが、桃太先生からの依頼でした。
夜間にどうしても小学校に行かなければいけなくなり、一時的に子どもを預けたいとのことでした。


引き取ったはいいものの、右も左も分からず、蒼介は俊平を頼ります。
そんな風にして、俊平と陽の親子も、お好み焼き屋に駆けつけ、桃太先生の子ども、雫の面倒を見ることになりました。



そんな風にして、登場人物が出会っていきます。



☆仲野太賀さんの演技に泣かされた


ちなみにですが、家族募集を提案する蒼介を演じているのは、仲野太賀さん。

僕、最近仲野太賀さんの虜なんですよ。

「この恋あたためますか?」でも切ない恋の運命を辿る好青年を演じていましたし、「コントが始まる」ではコント集団のムードメーカーとして熱い男を演じていました。



彼の演技には引き込まれますね。

特に涙する演技。


第一話でも涙のシーンはありましたが、もう圧巻。
かっこよすぎます。


はじめは静かに涙を流し、徐々に思いが溢れて行って、号泣する。

泣かされました(笑)



☆しんどいときに誰かを頼れない僕等


でね、なんで蒼介が泣いていたのかっていうと、俊平のシングルファザーの苦労話を聴いたからなんですよ。


お好み焼き屋の屋上で、キャッチボールをしながら、俊平が

「こんなことがあってさ」

「陽より先に寝ちゃうんだよなあ」

「子どもにずっと嘘つかなきゃいけなくて」

こんな風に、毎日の大変な出来事を口にするんですね。



途中からやれきれなさに泣き始めるんですが、その話を聴いて蒼介も涙するわけなんです。


もうね、ここのシーンに胸を打たれました。


役者さんの演技に感動したのもそうですが、ここで扱われていたテーマにも心を揺さぶられたんです。

俊平に限らず桃田先生もそうですが、シングルだけど子どもをしっかりと育てるんだと心に決めて、自分の子どもと向き合っています。


どんなにつらくても、しんどくても、子どものためを思って、弱音を一切吐かない。

その姿に、蒼介は「おまえはよく頑張っているよ!」と認め、でも辛くてしんどいときは誰かに頼ってもいいんじゃないかってアドバイスをするんです。



僕もね、なんか、人に頼るってことが苦手なんですよ。
辛くてもしんどくても、何とかなるさと言い聞かせて、自分一人で抱え込んじゃうことが多い。


そういう人って、僕だけじゃないと思います。


辛くてしんどいときに頼れない僕等だけど、少しずつで良いから誰かに心を預けてみる。

苦労話を話してみる。

たいへんなときは助けてもらう。


そんな風に素直になって、手を取り合いながら生きていける存在が、このドラマでいう「家族」なのかなと思いました。


ということで最後まで読んで下さりありがとうございました。
横山黎でした。


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