学校の闇②
学力向上は家庭の経済力が大きい。
以前勤めていた中学校では、東日本大震災の影響もあり、教室の8割くらいが修学援助を受けている。半分くらいが仮設住宅や仮住まいをしている。そんな生活の中で、勉強は後回しになるよと思っていました。家に帰れば小さい子の面倒見たり、ご飯作ったりなんて子もいる。そんな子に何でお前は宿題やってこないとか、何で遅刻してきたなんていう先生がいましたが、当然のように学級は崩壊してました。結局、生徒を見てないんですよ。若い頃、三者面談でこんなことを言われました。「先生、こいつが大学なんて行ったら誰が船に乗るんだ。ウニ取って、あわび取って、ほやとわかめ、あとは魚取ってれば生きていけんだから勉強なんてしなくていいんだよ」確かにそうなんですよ。大学行くのが当たり前のように思うけど、そうじゃないんだと感じたときでした。いろいろな人生があるんですよね。
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