非ジャニオタだった私がなぜこんなに岸優太くんにドハマりしているのかの考察#01
人生35年と半年。想像し得ないことが起こるものだ。
好きになった芸能人と言えば、ラーメンズの小林賢太郎さん、クリープハイプの尾崎世界観さん、コマンダンテの石井輝明さん。
色白っぽくて、一重っぽく、初見でクリエイティブな才能を感じる人にしか嗅覚が反応しなかった私が今、King&Princeの岸優太くんに給与のほとんどを捧げている。
これは一体どういう現象なのか?
ずっと考え続けているけど、本当に分からない。分からないままに給与がキンプリに溶けていく。
一番最初にキンプリを認識したのは、ドラマ・ドラゴン桜だった。髙橋海人くん演じる瀬戸くんを見て「わ~この子演技うまいな~ジャニーズなんだ!キンプリね!聞いたことある!」
二番目は永瀬廉くん。言わずもがな、りょーちん。
そしてライブの永瀬廉くんの紹介パートをつなげた(違法ですすみません)インスタの動画を観た時に「え?この子めっちゃ歌うまくない??」
それが岸くんとの初対面だった。(私的に)
どうしても岸くんが紹介されているパートが観たいと、じゃあもうライブDVD買うしかないと思った。
急にキンプリのDVD欲しがる妻面白いかなと思い夫にラインした。この時の「ガチ買う度」は60%くらい。
間髪入れずに夫から返信「どれが欲しいの?買うよ!」「これ!」アマゾンにあった、2019年のツアコンDVDのサイトを送り付けた。夫から「買ったよ!明日届くよ~」
それが私の35年の人生で初めてのジャニーズライブだった。それはもう、それはもう最高だった。
「ジャニーズのライブってこんなに楽しいの!!???」あまりにも楽しすぎて、繰り返し繰り返し、何度も観て、その度ずっと楽しかった。びっくりした。今も観てるし、今も楽しい。
もしかしたら嵐のライブを観ても同じくらい楽しめたのかも知れない。でも、そういうことじゃない。私は、キンプリに出会ってしまった。キンプリのライブに心底惚れ込んでしまった。
その週の終わりには、2018年のファーストコンサートツアーのDVD、2020年の無観客ライブのDVD、そしてアルバムL&(ランド)を注文していた。FCにも入った。
どのDVDでも常に、カメラがパンしてフレームアウトするまで、ずっと岸くんを目で追っている。学生時代の片思いのように。
涙が出るような感情の乗った美しい歌声、なんとなくやんちゃな感じがするキレキレのダンス、話し出すと意味分からん。バラエティーどれ観ても意味分からんくらい笑える。
岸くんのすべてが私をくぎ付けにした。ギャップがスゴイとよく言われるけど、ギャップって単語じゃ説明が付かないレベルの、違う人じゃない?と思う岸くんのすべてが、あまりにもあまりにも常人とかけ離れてて、理解ができなさ過ぎて、これが天才なんだと本気で思った。思ってる。
失礼を承知でいえば、一所懸命人間の真似をしているエイリアンみたいだと思った。思ってる。
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会社の後輩で、V6のファンがいる。20代前半でイノッチファンの物凄く可愛い女の子がいる。
正直「なんで?」って聞いた。「あさイチ観てるってこと?」
彼女は困ったように笑っていた。
今なら分かる。それがどれだけ愚問かと。
推しを推すのに、理由はいらないのだ。
推しだけが私の視線を集め、推しだけが、私の心臓を跳ねさせる。
今なら心から分かる。
推しは、推しであるだけで特別なんだと。
岸くんの魅力は、私の語彙力ではまだ説明できない。
こんなに岸くんが好きな理由はまだ、解明されていない。
でも、今この瞬間も、岸くんが生きているこの世界が、ただただ、心から愛おしい。
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