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アトピー性皮膚炎の治療薬使ってみた1

私は2歳の麻疹(はしか)にかかってから47年間アトピー性皮膚炎に悩まされていました。

幼稚園、小学校、中学校、高校
アトピー性皮膚炎のために皮膚がただれて、「汚い!」って言われながらいじめられて過ごしてきました。

寝て、起きたらシーツや枕カバーにもべっとりと体液がついて、いつも皮膚はカサカサだし、ジュクジュクだし、搔きむしってるし・・・と、いつもどこか出血したり、ただれてたりしていました。

これはアトピーで苦しんでいる方や、そういう子供をもたれている親御さんは分かって下さると思います。

子どもながらに、一人でバスに乗って皮膚科に通い続け、大人になってもやはりアトピーは治まることはなく、本当に諦めていました。

そんな私も、一応「女」ですから、綺麗な肌の人、普通にお化粧できる人にはとても憧れを持っていました。

でも、諦めていました。

そんな私が、いすずさんの【エナジーメイク講座】を受講したのも、「憧れ」でもありました。

アトピーがひどくなると、顔にも出て、化粧なんてできなくなるんですよ!
皮膚科の医師も「化粧はしない方がいい」って言うのに!
【メイク講座】ですよwww

憧れていたんですねぇ。

もう一つは、『肌の弱い人に向けても講座がしたい』そんな気持ちもありました。
勿論、いすずさんも分かってくださっています。
其処が本当に嬉しかった!


そんな中、統合失調症の弟の「後見人制度」の為に久しぶりに母と連絡をとるようになりました。

記事はこちらです。


こんな日々が続き、母からいきなり電話が・・・。
まぁまぁ弟のことかなぁ?と思いながら電話に出ると、

「家に居る?
NHKでアトピーの特効薬の特集をやってるよ!
これあんたやりなさいっ!」

こういう内容でした。


その特効薬と言われるものは・・・


デュピクセント®

アトピー性皮膚炎は「炎症」「かゆみ」「バリア機能低下」の3つの要素が関係しあい、悪循環を形成します。
どれか1つだけではなく、3つすべてに着目し、良い状態を長く維持することが大切です。
デュピクセント®は「IL-4」と「IL-13」という物質のはたらきを直接おさえることで、「炎症」「かゆみ」「バリア機能低下」のすべてに対する効果が期待できます。

https://www.support-allergy.com/atopy/

こちらの薬は皮下注射になります。
初回、2回目までは病院で指導を受けながら自己注射を行い、3回目からは自宅で治療になります。


母から「やりなさい!」と言われましたが、このお薬の問題は
保険適用しても費用が高い!!

実はこの治療薬は、3年前に掛かりつけの薬剤師さんから聞いたことがあったんです。
この薬で治療されている患者さんの多数が、「みるみる肌質が変わっている」「良くなっている」と聞いてました。

ですが、1本20,000円!!!!
2週間に1本接種!!!

これ・・・結構な費用負担を考えないとどうしようもできないものです。

正直、会社に勤め続けていればやったかもしれないけど、今現状ではちょっと・・・と思っていました。

そんな中、母から
お金なんて墓まで持っていけないんだから!
私が生きている間は負担してあげるから!
いいからやりなさい!

と言ってもらえたんです。

弟の件で動かなかったらこの言葉をもらってないのかなぁ?とも思います。

そして、その電話の次の日
まだ、デュピクセントを処方している皮膚科にも行ってないのに、お金を振り込んでくれました。

そんな状態ですので、私もダッシュで動きました。

先ず、薬剤師さんが言ってくれた、皮膚科へ行く。
3時間待ってやっと診察になり、デュピクセントの事を薬剤師さんから紹介されたことを伝えると、

「うちで治療を継続していて”投与が必要”だと判断されないと出せない」

そう言われました。
一瞬・・・「えっ?!」っとなりました。
あんなに母も必死になってくれていたのに・・・と。

そしてその皮膚科の先生が
「浜の町病院の皮膚科を紹介するからそこに行きなさい」
と紹介状を書いてくださいました。
予約まで取って下さいました!!

それに!診察していないからと、診察代も紹介状代も取られませんでした。
ここにも感謝しています。


そこから数日経ち、やっと!浜の町病院の皮膚科初診の日!
「エナジーメイク講座の日」でしたが、今回はリアル参加は諦めて病院へ。

こうなると・・・不安が生まれてきます。
「ここまで来たけど”デュピクセントを処方できない”と言われるのではないか?」

相当不安でした。

やっと診察になり、紹介状にも「デュピクセントの処方を希望」と書いていてくださっていたようで、話はすんごく早かったです!!

処方して頂けることになりました!!


今日が2回目の診察とデュピクセントの投与でしたが、
アトピーの重症度を調べるTARC検査では2151pg/mLの数値が出ていました。
基準値は成人で700pg/mL以上であれば中等症以上。
ということで私は重症に値しますね。


TARC検査とは

TARC (Thymus and Activation-Regulated Chemokine) は、アトピー性皮膚炎の炎症の程度が数値でわかる血液検査で、「タルク」「ターク」と呼ばれます。

https://sugamo-sengoku-hifu.jp/medicines/tarc.html


ここまで酷い状態だったのですが、1回目のデュピクセントの投与とステロイド軟膏を指示通りに続けていた結果、皮膚はまだカサカサですが、かゆみ度数も減り、本日の診察でも先生から「効果が出ている」と言われました。

確かに!
夜、寝ている間に掻きむしったりしてない!!
傷がないっ!
手の指も割れてない!!!!

顏?
調子いいやんっっ!
(突然の博多弁w)

改めて、効果を感じました!!!!

この治療はまだまだ続きます。
薬剤師さんのお話では、肌の様子が改善されるのは「半年くらい」と言われてました。

ですが、たった1回で私は確実に良くなっているんです!

自分の事は分かりにくいですが、今日診察を受けて改めて効果を実感しました。


ここまでこれたのも、捨てたとはいえ、私の苦しみを小さなころから知ってくれていて、必死で自分で商売してお金を貯めて、
それでも私が楽になるのなら・・・と援助してくれている母に感謝しております。

この歳になってもやはり母は母でした。


そしてそして、デュピクセントを処方してもらえる!と分かった時に終わりがけでしたが【エナジーメイク講座】に参加させてもらいました。
その時に、いすずさんにも皆さんにも報告できました!

皆さん喜んでくださって、
いすずさんも自分の事のように喜んでくださいました。

「私は本当に恵まれているなぁ」
と感じました。

そして、今日の診察を受けて、改めて強く強く
私は人に恵まれているんだなぁ。
と思える事が出来ています。


もうちょっとしたら!
半袖の服も着れるかもしれない。

メイクも気にせずにできるようになる!

私の背中をみんなが押してくれている。

希望と勇気で満ち溢れています。


この治療日記的なものは書き続けていこうと思っています。

同じくアトピー性皮膚炎で悩まれている方の背中を押す機会になればと思っています。


アトピーはハウスダスト影響するんですよー!!
だからこそ!
床拭けー!!!
でもあるんです!!


長い文章だったのに、ここまで読んでくださった方
本当にありがとうございます。


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