つながり感

　自分がネガティブなスパイラルに入っているときは、本当にこんな経験しているのは自分一人だと思えて、不幸のどん底にいる気分で、内に内にこもってしまい小さく黒く重たく固まってしまうような気がします。

　でも、そんな一人ぼっちだと思えてしまうときに、本当は同じように感じている人はたくさんいるのです。自分の情けなさやどうしようもなさにはまり込んでしまっているときは、上を向いて周りを見渡す余裕が無くなるのですよね。わかります。私も通ってきた道ですから。

　だからこそ、自分感覚の人とピンときたときにちゃんとつながっているというのはとても大切な事だと思うのです。ピンとくるのはどこに答えがあるかわからないけれど、直感という心の響。それにアンテナを立てて、その感覚に理由なく委ねてみる。それが日頃から大切じゃないのかなと思うのです。

　今はこうした便利ツールもたくさんあって、ちゃんと合わなくても検索して気になった人をポチッと押すことはいくらでもできて、まあ、押しすぎてマニアになってしまったり、振り回されてしまうこともあるだろうけれど、自分感覚を修正しながらつながりを確かめながら続けることはずっと簡単になった気がしています。便利ツールはあくまでもツールなので、それに依存しないことも大切ですよね。

　最終はやっぱりコツコツ自分磨き。どんな方法だっていいと思うのです。本から入る、体から入る、食から入る・・・なんでも自分に合ったなんとなくピタッとくるものから深めて行けば世界が広がりつながり出す。そのつながりが自分が本物になればなるほど中心軸ができてきていい感じに回り出すような気がするのです。コマと一緒。中心軸が大事。人に振り回されず、自分軸をちゃんと持つこと。これはどんなに細くたって小さくたっていいと思うのです。

　すごく成長している人やビッグな人に憧れて同じように・・・なんて思うととてもしんどいことです。その人にだって小さくか細かった頃は合ったはず。バームクーヘンのようにゆっくり何層にも重ねて行けばいつかはしっかり大きく膨らみ美味しさ倍増な自分魅力ができる感じですね。

　つながりは楽しい。自分感覚を磨いていくときっとそのつながりはさらに広がっていって未知のものを教えてくれる。それは喜びだったり、共鳴だったり、幸せだったり、共感だったり、人がいて自分が生かされる感覚が少しずつ広がってくると、自分の中でエネルギーが満ちてきて、また人とつながる面白さが湧いてくる。人ってつながることで生み出せるのかもしれないね。

つながりを
　求め求めて
　　足元に
小さなたんぽぽ
　大地とつながり