繋がっている感覚

 古くて大きな木に魅了されます。存在感の素晴らしさと、年輪を感じたり、木のエネルギーを肌で感じると、本当にすごいと思います。

 年輪を重ねた古くて大きな木は、上に伸びている力もすごいけれど、根っこはもっとすごいのだろうなあと想像させられます。木々が群生しているところでは、きっと根っこが絡み合って繋がっているのだと感じます。よく言われるのが、上に伸びたのと同じぐらい根っこも伸びていると。

 木々は根っこで繋がり合いながら、助け合うのだと聞いたことがあります。そして、弱ってきている木があると、周りの木が根っこ伝いにエネルギーを送るそうです。それは、一本の木がもしダメになったら、周りの木も影響を受けるからです。一本の木がダメになることで、風の当たり方が変わったり、木の病気が蔓延してしまったりして、結局木々全体に影響を与え、周りの木もダメになってしまうことがわかっているのだそうです。

 また、木は根っこで繋がりあっているので、遠く離れた木とも根っこ伝いに繋がることができると聞いたこともあります。そんなことを聞いてから、いろいろな場所で大きな木を見つけると、木に抱きついて以前あったあの木へ気持ちを送ってねと話しかけるようになりました。繋がっていることを信じて、時々おしゃべりをします。

 人間も本当はこんな風にしっかりとどこかで繋がっているのだと思います。それが潜在意識なのか、無意識なのか、超無意識なのか・・・。予知夢をみたり、妙に気になったりすることがあると、繋がっているなあと思うのです。

 最近の私は、人は繋がっていると思うことが大前提なので、誤魔化すことをせず、正直でありたいと行動するようにしています。自分の心が動揺したり、ネガティブな思いになったりするときはあるけれど、もし人と関わっていたら、それを隠すのではなく、相手を傷つけないように自分の今の感覚を伝えるようにしています。そうすることで、変な誤解もなく、ありのままの自分でいられるので、結果、相手にも理解され、トラブルになることもありません。

 人の中に自分を見たり感じたりするのも、きっとこの繋がっている感覚なのだと思うのです。人が自分の延長線上に繋がっていると思ったとき、きっと争い事がなくなると思っています。

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