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大気厚く、息ままならぬ

初秋のお庭予報です。

「大気厚く、息ままならぬこと多く、草山喘ぎ、水留まる後崩れ落ちる」

カラッとした秋晴れ、という日は少なそうな気配です。また、湿度が高い日もまだまだあり、息苦しいような空気の空模様。

秋口としては、気温も高めなのでしょうか。土中の温度・湿度が高めになり、草花や木は土中からの栄養の供給が難しく、また湿気による蒸れなども気を付けるようにとのお話でした。かつ、広い目で眺ると、水捌けが悪い土地については雨の後の土砂崩れや、突然の崩落に注意が必要だそうです。雨も多いようですね。

「葉物そこそこ育つが、土中の野菜蒸れ害する対策要す」

葉物は大丈夫だろうということで、我が家は小松菜を植えます。根菜は今年は断念。夏のお庭予報の通り、胡瓜はよく収穫出来ましたがゴーヤはなかなか難しく、お庭のお話はきちんと聞いておこうと改めて思いました。この先、野菜のお値段が上がりそうですね。土の上に育つものは大丈夫なのかしら。お鍋に入れたい大根、白菜なども難しいということですが、これは当然地域差もあると期待したいところです。

「避けられぬ難、仕方なく受け、ならずとも嘆くな」

自然の恵みというものは、自然に任せるしかなく、収穫が難しいものについては諦めるべし。嘆くのではなく、そういうものだと諦める。自然に対して嘆くのは筋違いですよ、と諌められてしまいました。

世情、人に置き換えるならば、まだまだ明るいニュースは先になりそうです。淡々と日々、出来ることを喜び、生きることを為し、困難を無理に通そうとせずに。通さねばならぬと無理強いに走ると崩れ落ちるような出来事に遭遇してしまうようです。

ずっとステイホームを心がけていることもなかなかストレスになる方も多いとは思いますが、それを苦しい苦しいと嘆くのではなく、どこか抜け道を作ってあげる方に力を注ぎましょう。我慢を強いるのではなく、工夫が必要。一人では無理なことも、助け合いで道拓く。嘆くのは一人でも出来ますが、そうではなく、良い意味での諦めと方向転換が必要な時期です。

これは日々の小さなストレスから、大きな分岐点まで含めて「一人ではままならぬ」と受け入れ、ままならぬ中でも可能なことを受け入れてみることが良さそうということかも知れません。今までは絶対にしなかったことや、受け入れ難いこと、偏見や先入観を捨てるとまではいかずとも脇において眺める気持ちの余裕も作れたら最高ですね。

それだけ、お庭も人も世情も、何かこれまでにない方向へ舵を取る必要があるのだと感じられます。

この先、カラッと晴れた秋晴れは逃さず、衣替えや掃除、整理整頓などに勤しみたいと思います。大物の洗濯などは特にタイミングを逃さず、重い腰をあげなくては。

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