山羊座新月。

こんにちは。

１月１１日（木）２０：５９ごろに
山羊座新月が起きます。

今回の新月の特徴は、全体的に「土台」に意識が向いていく星廻り。新月と海王星の関係を読んでいくと、理想や夢への気持ちが高まる配置。この配置は、ただ風船がふわふわと空に飛んでいくようなふわっとした感覚ではなく、しっかりと風船の紐を自分の手でしっかりと持っているような感覚です。高い理想と現実を冷静にみていくことができます。

この新月では「自分の人生を謳歌できているのだろうか。」と思う瞬間がありそうです。私たちは１日２４時間平等に与えられています。その中で、どのような時間を毎日過ごしているのでしょうか。この時間の使い方を合理的に考えていけそうです。２０２４年を迎えて、今年のやりたいことの一覧表を書き出された方もいらっしゃるでしょう。そのやりたいことを現実化させるためには、どのくらいの期間がかかるのか、何が必要なのか、どのような失敗や損がある可能性があるのか、勝算はどのくらいあるのか具体的に考えてみるといいです。

山羊座の性質は、目の前のことに堅実に向き合い、物事を進めていくことができるサインですが、「なんとなく」「ぼんやりとした」ものには力が入りづらいです。ある程度、目指す場所が決まっている方が、一点集中型な山羊座は力を発揮します。もしやりたいことが思いつかないという方は、逆にやりたくないことを書き出してみるといいです。やらないことを決めることで、合理的で生産性のある時間が生まれます。

今回の新月は、木星牡牛座ー火星山羊座ー土星魚座が小三角形を作っています。これが表すのは、修行僧のように厳しい環境下で、自分を鍛えていくというより、自分のやり方でのんびり畑を耕して、自然の豊かさを五感で感じながら、野菜を収穫していくような表象。理想や夢を夢物語で終わらせない、芯があって柔軟性もあります。すぐに結果がでないことに不安を感じるのではなく、種を蒔く感覚で、目の前のことに向き合っていくといいです。芽が出てくる日を楽しみながら待つように、結果を早く求めすぎず、毎日の暮らしを楽しむ。

そして、この新月の機会で、自分はどこに責任を持っていくのかを見つめ直すときでもあります。例えば、いま私たちはSNS時代と呼ばれる時代に生きています。気軽にいろいろな人たちとつながることができて、いろいろな世界を知ることができる時代でもあります。誰もが気軽に自分の意見を伝えることができますが、過激な言葉も同時に見かけます。目の前に実際に人はいなくても、心はすぐ目の前にあります。これは私自身への戒めとしても書かせて頂くのですが、その画面越しで打ってる言葉は実際にご本人を前にしても伝えることができますか。自分の言葉にも責任を持っていくこと。

SNSの他にも、自分の人生は自分で舵を取って責任を持つ。「周りの人が言っていたから。」「みんなが同じようにやっていたから。」よりも「自分はどう思ったのか。」「自分はどうしたいのか。」1つ1つの選択に責任を持っていく姿勢も意識していく。


最後に山羊座といえば「権力」と深い関わりのあるサインです。現在、山羊座にある冥王星は、もうすぐ水瓶座に移ります。これが表しているのは、これからの時代に必要のない権力での支配は崩れていきます。私利私欲や独裁的な考えは風の時代では生き抜くことは難しいでしょう。それよりも、社会、コミュニティ、みんなにとって一番良い方法や道を意識にしていける組織や人が応援されていく時代です。上下関係や立場など関係なく、目の前の人を１人の人間としてみること。関係に依存するのではなく、関係を大切にしていく姿勢を持つことで、横とのつながりを意識していくことができます。目に見えるものの価値や豊かさよりも、心のつながりや精神的な豊かさに私たちの意識が向いていく星の動きです。


すてきな山羊座新月をお過ごしください。