自転車本州縦断-リザルト-

遅くなってしまったが、2021/8/28-9/15で
実施した自転車による佐多岬~青森駅までの
本州縦断の全体記録および感想を残す。

○全体の走行記録
・実施期間  :2021/8/28-9/15
       (佐多岬までを含めると+8/27)
・走行距離  :2213km
・消費カロリー:48434kcal(ビックマック94個分)
・走行ルート :下記の通り
                      (googlemapの目的地登録数の上限の都合でだいたい)

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○日ごとの走行ログ
下記の通り。※新潟は東北カウント
・一日最長走行距離  :158km(9/9、福井県敦賀市~石川県金沢市)
・一日最高消費カロリー:3765kcal(9/4、広島県東広島市~岡山県岡山市)
・平地における1時間あたりの最高走行距離:24km(9/12、新潟県胎内市)

画像2

○その他記録
・パンク回数:1回(8/30、福岡県博多駅付近、後輪)
・落車回数 :1回(9/14、秋田県大館市手前)
・失くした物:日焼け止め/ベルト

○感想
南から北に2200kmも進むと色々と出てくる。
それぞれの観点でランキングの形式でまとめる。

・体力的にしんどかった日
1位:2日目(鹿児島県霧島市~熊本県八代市)
2位:1日目(佐多岬~鹿児島県霧島市)
3位:0日目(垂水港~佐多岬)
御覧の有様である。実は体力面でのしんどさは走行距離よりも獲得標高と暑さで決まるため、どちらも最悪の鹿児島区間が必然的に一番しんどくなる。
1日目はスタート地点が近いためルートの選択肢も少なく、逃げ場がないのもつらくなる要因。今思うとよく心が折れなかった。

・精神的にしんどかった日
1位:20日目(秋田県大館市~青森県青森市)
2位:12日目(滋賀県大津市~福井県敦賀市)
3位:  5日目(福岡県北九州市〜山口県周南市)
それぞれ理由はまったく異なる。
1位はクマ遭遇、2位は雨によるスリップ、
3位は国道2号線が自転車で通れないor通りづらいことにより進行不可になることへのプレッシャーを感じたもの。
ゴールするまで感じていなかったが、今思うと山道全てイノシシや野犬に
遭遇するリスクがあったと思うと中々に肝が冷える。

・虚無だった日
ランキングというより滋賀以降はずっと虚無。
特に東北地方は自転車で行きやすい観光地が少ないため
(青森にあるキリストの墓とかいきたかったが、青森駅から
片道76kmの1356m登りを見て断念)
楽しみたいなら普通にバイクで旅した方が良い。

・行ってよかった観光地
1位:有馬温泉(兵庫県)
2位:姫路城(兵庫県)
3位:厳島神社(広島県)
見事に瀬戸内沿いに固まる。
広島スタートで東京に向かえば楽しく終われたのでは?
有馬温泉(の太閤の湯)は温泉の種類が多いため長く楽しめる上、
岩盤浴やドクターフィッシュなど入浴以外のサービスも豊富で大満足。
姫路城は天守閣に登る中で一つ一つの解説が
細かであり、見所が多かったもの。
厳島神社は鳥居が工事中だったのは残念だが、
また行く理由ができたと思えば良し。

・美味しかった食事
1位:鶏の水炊き(博多)
2位:あなご飯(宮島)
3位:寿司(新潟ことぶき寿司と函館の函太郎)
正直なところ、毎日の記録に出てきた飯屋は
全部美味かったのでこれは完全に自分の好み。
なお、飲み物も含めると1位は500m登った後に飲んだコーラ。止むなし。

・あってよかった物
あって良かったというより、無かったら走れていなかったくらいなもの。
(自転車本体除)
①リアキャリア(自転車後ろにつける荷台と鞄)
②パッド付きパンツ
③スマホホルダー
④替えのタイヤチューブと小型空気入れ
⑤アイウェア(特に透明は必須)
⑥輪行袋(前輪、後輪の両方を外すタイプ)
⑦衣服3日分
⑧電池式のライト
⑨スマホ充電器

アイウェアが特に重要。特に山間部では虫がバンバンぶつかってくるため、
アイウェアがなかったら大変なことになる。
夜間も走行する可能性があることを鑑みると、日中用に色付き、
夜間用に透明と2種類のレンズを用意するか調光レンズ(光が当たると
色が付き、当たらないと透明なレンズ)を用意するのが妥当。

○総括
自転車を漕ぐこと自体の準備は十分だったが、
旅を楽しむ準備(観光地や食事の下調べ)を
もっとやっておくべきだった。雑に調べたため
定休日だったり、そもそも行ってみたら
期待との差があることもあった。

更に言うと、平地を漕いでいる間が暇。
途中から備考が全然旅と関係なくなったのは、
あまりにも暇なため景色の中からなんとか
疑問点を捻り出したため。走りながら理由を
考えて夜にネットで答え合わせをしていた。
東北に入ってからは信号で止まる度に
初等量子力学講義ノートを読んでいたほどである。

逆に言うと登りや降りは考えている余裕はあまりなかった。登りはしんどいと思いながらしんどい思いをしていたし、降りは路面など行き先の状況に注意していたため↑みたいなことは考えていない。

また、その他の時間はこのnoteに
書き込む内容を考えていた。
それでも毎日30分くらいかかかっている。
記者って凄い。

○残る下北半島および北海道について
断念した理由が体力でなく熊。熊より強くなるか熊が絶滅するかしたら再チャレンジ。北海道のローディー、熊より強いの?

○余談:テニスへの影響
フォアはよわよわ。ようよう浅くなりぬる球際、
少しガシャりて、勢いだちたる敵に強くしばかれたる。

昨日、社会人以降最長となる3週間のブランクで打ったが、びっくりするほど変わらなかった。
旅の直前調子を崩していたので全部忘れていることを願っていたが、流石にそう都合良くはいかないらしい。残念。

ただ、流石にまったく影響がないわけではなかったようで、↑のテニスではフットワークやバックの球際が安定したと褒めていただいた。´д` ;




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