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小手先だけの末路🎢

古畑任三郎、season3第1話再放送『若旦那の犯罪』🕵️

「古典落語の勉強は嫌いだが、ルックスが良く客ウケがいい」落語家が、「陰気臭く客ウケはいまいちだが、ネタ作りは一流」の兄弟子の新ネタを盗むために、師匠まで騙したアリバイ作りで殺人を犯す。
しかし、古典落語の勉強不足で兄弟子の残したダイイングメッセージの意味が分からず証拠隠滅をしなかった、という間抜けなシーンがある🫨

昔友人に誘われて、定期的に都内で開催されている、美とファッションのイベントに参加した。
ファッションショーは、審査員の加点というよりどちらかというと「来場者投票」に重きが置かれていて、最も多く票が集まった人がグランプリ🥇になり、美容室やエステサロンなどのフリーペーパーの表紙を飾れる👑という一般向けのファッションショーだ。

ダンスやバンドやコスメ展示会など、ファッションショーだけではなく沢山の催し物があった。
友人はそのイベント自体に興味があったようだが、私はその舞台裏に興味があった。

どういう仕組みで誰がグランプリになるんだろう?と、人間観察をしていた🧐

キッズファッションショー部門もあり、可愛いキッズモデルが沢山いた👦👩💕
中には5歳くらいの女の子もいて、可愛い我が子をデビューさせたい!!という親の気迫が感じられた🔥ママ、帰りたーい!と言っているキッズもいた😟

そんな中で、地下アイドルをしているという20代前半の女の子が非常に目立っていた。可愛いルックスと可愛い声で、たしかに地下アイドルっぽいなという印象だった🎤
彼女が舞台裏でどんな行動をとっていたか?

退屈しているキッズ達の相手をして、瞬く間にキッズ達の人気者になっていた😳地下アイドルということもあり立ち回りが非常に上手い👏

す…凄い🤯この巻き込み型作戦は才能の一つだ。
でも魂胆はミエミエだった…。

出演するキッズ達が自分に懐いたら、誰に投票しよう?となった時、付き添いの親や来てくれた知り合いの来場者の票はとりあえず獲得できると踏んだのだろう。
「ちょっとあれは…やりすぎだね」という声がちらほら聞こえてきた🫢

彼女が悪だ、とも一概には言えない。
地下アイドルとして目的を持って参加したと思うし、どういう手段を使ってもグランプリを取った者が輝けるのは間違いない✨

結果…
グランプリは別の子が取った🥇
3位まであったが入賞は出来ず、奨励賞をもらっていた。

一言コメントを求められた時、さっきまでキッズ達とキャーキャー遊んでいた時の彼女はどこにもいなかった。

「ただただ悔しいです」と涙を流していた。

これではキッズ達もショックだろう😨
涙を流してもいいけれど、「奨励賞を頂けたのは皆さんのおかげです。楽しかったのでまた参加したいです❣️」と言えば、少なくともその場は可愛くて優しいアイドルで終われただろう。

その日出演した彼女達を検索したことがなかったが、改めて調べてみると入賞した子達は今でもしっかり活躍されていた。その地下アイドルの彼女は特に目立った活動はしていなかった。

あの日の来場者がそこまで目が肥えていたのか?は分からないけれど、少なくとも入賞した子達は、小手先のテクニックではなかったことだけは間違いない…🫠

【若旦那の犯罪】
師匠の言葉

「死んだあいつは話す才能はなかったが、書く才能はあった。古典をよーく勉強していてね。それに比べてこいつの新ネタはどうも薄っぺらくて。日頃から古典落語を勉強するように言っているんだが言うことを聞かなくて。」

「この馬鹿野郎が!お前の客はお前を観に来ている。焦ることはない。お前には華がある。皆それがなくて苦労しているんだから。」

真逆のタイプの弟子。

華がある人もそうでない人もきっとそれぞれに違う悩みがある。
せっかく恵まれた華があっても小手先のテクニックだけでは、長くは続かないかもしれない…🛣️











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