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祈り🪷

小さな美容室に行った💇‍♀️
担当の若い美容師さんが、カットの合間になぜか手を擦り合わせていた。
「大丈夫ですか?冷房寒いですか?」と聞いたら衝撃の答えが返ってきた。

「失礼いたしました。実は2年くらい前に、突然手の感覚がおかしくなったんです。それまでは普通に生活をしていたし、野球もやっていたんです。仕事に支障をきたすのだけは困るので、病院を転々としたのですが、結局原因が分からないと言われて。おそらくコロナワクチンの後遺症かなと。それしか思いあたることがないんです。」

頭を殴られたようだった…。
私の身近にもコロナワクチン後遺症でいまだに苦しんでいる人がいる。

3回目のコロナワクチンの後、彼女の人生は狂った。
その美容師さんと同じだった。
病院を転々としたが結局診断名がつかなかった。
コロナワクチン外来に電話をしても、「最短でのご案内が3ヶ月先になります」と言われた、とのこと。
その時に診てもらいたいのに門前払い💦

彼女が当時病院代に使った金額は、半年で軽く200万は超えていた、とのこと。
それでもコロナワクチン後遺症の認定はされない。
どのくらいの人が苦しんでいるんだろう?と改めて調べてみたら、想像以上の数だった。

彼女には当時夢もあったが、諦める以外選択肢がなかった。
「健康だけが取り柄です!」と自己紹介で言うほど元気な子だった。
現在も症状は改善されず、ずっと苦しんでいる。

ワクチン後遺症を裏付ける証拠がないと、医師だって簡単に「あなたはワクチン後遺症です」とは言えないし、言ってはいけないのも納得はする。
頭では理解はしても当事者はどうだろう…。

私はワクチン賛成派でも反対派でもない。
打つ判断も正解だし、打たない判断もまた正解だと思う。
強制ではない。

ただ…あのコロナ禍ピークで接客業をしていて家族もいて、余程の理由がない限り打たないという選択が与えられただろうか?強制ではないが、まだ打っていないの?という風潮があったのも事実だ。

彼女の親は、自分の娘がワクチン後遺症になる前までは「ワクチンは賭けだよ。どんなものでも副作用があって当然と思って打たないと。当たれば100%だし…」と言っていたという。
ただ、娘がワクチン後遺症になってからはその台詞は一度も言わなくなった、とのこと。

当事者でないとその気持ちは絶対に分からない。
当たり前だと思っていた日常が180度変わって、夢を諦めなくてはならなかったことも趣味すら出来なくなったことも…。

いたたまれない気持ちになり、美容室を後にした。

腕は確かだった。
日差しで痛んでいた髪が綺麗なアッシュグレーに染まり、似合わせカットも希望通り🙌

どうか、早く手が元に戻りますように…✨

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