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ITパスポートを受験した話

こんばんは。regtanです。なんかITパスポート取得させる話でもりあがってますね。実は昨年の夏にひょんなことから無勉強でITパスポート受験して合格したのでITパスポートホルダーです。なので、今回はその話を書いてみます。

ITパスポートとは

ITパスポート(略して「iパス」らしいけど初めて知った)はIPAがやってる資格制度で公式サイトにはこんなことが書かれています。

iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/about.html

CBT方式でほぼ毎日受験することができるので申し込んで1週間くらいで受験してその場でほぼ合否がわかるような資格です。他の試験みたいに日曜の朝早くから試験会場に行くという0回戦が緩い分楽に受験できます。

試験分野

おもに3つのセグメントがあります。

  • ストラテジ系

    • 法務・経営戦略・システム戦略などIT投資の話など経営全般のこと

  • マネジメント系

    • プロジェクトマネージメント・サービスマネージメント・システム監査などIT管理のこと

  • テクノロジ系

    • いわゆる普通のIT技術的な話

この3つのセグメントでそれぞれ35問程度・20問程度・45問程度の計100問が出題され、合格ラインは全体で正答率6割以上・各セグメントでの正答率が3割を切っていないことが条件となります。(正確には点数になってない参考問題があるので正答率だけでは判断できないそうです。)
なので、テクノロジ系でいくら頑張っても他で落とすと不合格になるので、苦手分野や知らないことがあると落ちます。
ちなみに試験時間は2時間なので結構なペースで解かないと完走できません。
詳しくは公式サイトをご確認ください

どんな問題かは過去問サイトをごらんください

受けた時の話

受けようと思ったきっかけはプロダクトマネージャとして最低限身に着けるべきITの素養としてどれくらいが必要かという話になって、マネージャである自分が受けてからメンバーに受けてもらおうと思ったことがきっかけ。
流石に業界歴20年・プロマネ歴だって少なからずあるわけなのでノー勉強で受けに行ってきました。
CBTなのでテストセンターで受験するのですが、試験開始までの待合室で周りの受験生を見てみると年齢層は20~50代くらいの方が多かった印象です。みんなギリギリまで参考書読んだりしながらちょっと殺伐とした雰囲気です。
試験自体は試験時間2時間で100問回答するので結構なハイペースで解く問題と計算で時間をかけるものとある程度考えないと普通にやると時間が足りなくなると思います。
スコアは回答を提出ボタンを押した瞬間わかるのでその場でほぼ合否がわかります。(まれに平均点などで合否が変わるそうです)
自分の時は1時間ですべて解き終えて退出しました。自分が受けた回では自分が一番先に退出でした。

どんな人が受けるべきか

ITを利活用するすべての人向けということがIPAのサイトには記載があります。それに関しては、おおむね同意できる内容でした。どちらかというと、開発よりシステムを利用する側やシステム開発を発注する側として必要な知識体系を示す内容です。
一方で、専門職としてITにかかわる人たちに対してのことをいうと、少なくとも他のIPA試験のように、ライセンスと技能が結びついている感じではありません。なので、iパス持っている=一定実装力がある・IT企業でやっていけるだけの能力があるではありません。
つまり、駆け出しエンジニアが受けても周りに対してアドバンテージを得るものではありません。DX推進担当とかいう肩書の人はこれくらいは最低限やっておきたいレベルです。

ニトリの話について

受けてみた当人としてはかなりポジティブに思える施策です。社内システムってどうしてもITリテラシの低い方に基準をあわせなければならないことがあります。それに対して、ITパスポートという広範囲のITに関する知識体系を身に着けることで基準をあげることができるということは、より高度な社内システムを作る上では必要なことになります。

今回話題になる前からIPAのサイトには取り組みが出てました。2019年の5年後には社員全員取得を目標にされているそうです。そういう意味ではちょっと下方修正したのかもしれません。

で、お前のスコアはどうやったんや?

検査結果レポート

無事合格でした。流石にね。

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