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やめる勇気

休職しているときから趣味としてチャリティーマラソンの運営に関わっていました。副リーダーとして、リーダーのやりたいことを支えることが主な活動でした。

一緒に運営に関わっていた人数は、5人ほどでしたが実質稼働していたのは私だけでした。リーダーは転勤による物理的な距離を理由にすべてを押し付けられていました。

企画書作り・予算書作成・関係者との打ち合わせ・必要となる備品の確保・会場の下見・コース下見などすべて一人で行っていました。

活動自体はとても楽しかったですが、私が積極的に動くことが「あたりまえ」と扱われることが多くありました。他の方も忙しいからと何度も自分に言い聞かせて、土日も休み時間もすべて注いでいました。

自分一人で動いていくにつれて、実質的に全く動いていないリーダーへの共有が億劫になっていきました。共有をしたとしても、「まだ終わってなかったんだ」や「そんな感じか」程度の返事しかなく、リーダーのやることも代理で行っていたにも関わらず感謝の言葉はありませんでした。どんどんやる気がそがれていきました。

何も動かずに文句ばかりのリーダーでも、共有をしないと圧力をかけられたり、電話で怒られたりと散々な思いをすることが多くありました。挙句の果てには、勝手に動くな、私に許可をとれと言われてしまいました。

その一言がやる気をなくさせるとどめになり、やめることを決意しました。

やめることを伝えたとたん、リーダーからは「一人でやれとは言ってないし、あなたがいないと周りも困る。周りの迷惑を考えろ」と言われました。私の続ける意欲が皆無になりました。

関節的にかかわっていた先輩方からも、かなり引き留められましたがはっきりともう関わりませんと伝えました。

今まではリーダーの言葉や圧力に委縮してしまって、怒られることに対して体がこわばってしまっていました。

その状態を脱することができ、自分のことを粗末に扱う人から距離を置くことができました。

やめた後も絶え間なく連絡がありますが、引き継ぐべきことはすべて伝えたので連絡手段をすべて断ちました。

今までなかった、自分を守るためにやめる勇気というものを少し得られたのではないかと思ったので記録として残しました。


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