だからテックになめられるんじゃない？＃2

前回の続きです。
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だからテックになめられるんじゃない？＃1

◆契約準備・・・

たくさんの不安を増幅させつつ怒りを抑えつつ。。。
心の中の某議員さんが出てこないように祈りつつ。。。

冷静に契約の準備を粛々と進める私。

抹消が気になって再度確認をする。

「だから大丈夫っていってるよな？これ以上やったらこの契約無くしてもいいんだよ！こっちは！！売主は“ちゃんと商売もしていて”弁済とかはきちっとする人だからさ！」

これだけ間違いばかり連発しといて逆ギレ。。。しかも売主は商売人。。。
商売人が事業に失敗して家を売りたくなったんじゃないか？
というかその線が濃厚に見えてきた。
念の為、別担保の謄本をあげると乙区には沖縄では有名な個人名義の抵当権。。。
おいおい売主さん。あの金貸しからも引っ張っているじゃん。。。

というかちゃんと商売していたら借りることが無いような金貸しだよ？
本当にこのハゲパグで抹消までの道筋を組み立てられるのか？

ますます不安は広がる。。。

ここで私が売主側の債務関係を掘り下げる事もできなくはない。
当日にバタバタしたく無いので売主の抹消銀行にこっちから連絡して裏を取る旨を伝えたら、、、
「売主と調整済みで大丈夫！」と一点張りのハゲパグ。

流石に青木さんのためにもこのままスルーはできない。

「じゃこの物件の根抵当が外せない場合は即違約金発生という特約つけてください。あと、最悪の場合は違約解除ってことも」

ふつうならここまで言えば違約解除などの条文を追加させて売主の負担になることを避けるはず。「そんな特約は入れれない」と跳ね返ってくるだろうから、その代わりに抹消銀行の担当者とのやりとりも任せてもらえたらラッキーくらいの気持ちで突っぱねてみる。

「そこまでしなくても大丈夫って言ってるだろ！こっちは売主と信頼で成り立っているから、そこまで言うならそっちで入れてくれよ特約をさ！そっちに雛形のデータ送るから書き込んで！」

え？？？まじでｗｗｗ
もしできなかったら売主の不利益デカく無い？？

「わかりました。ではそのようにしますが売主さんにはこの特約の詳細を説明しておいてくださいね。当日に話が違うとか言われても困りますし」
「お前な〜大丈夫っていってるだろ！しつこいよ！」
ガチャ！！！

おいおい。仲介として普通にやっているだけだよ？
というか契約前に仲介同士でこんなに険悪になるのも珍しいｗｗｗ
もしかしたら売主側からの売り止めとかにもなりかねないな。。。
そうなったら青木さんに申し訳ない。
とりあえずこれで限りなく青木さんに負担が無いような契約書になりそうだ。
こっちはあくまでも買主の立場に立つ仲介に努めよう。
あと、このパグに変な文言を書き込まれて何度も契約書を修正するより好都合だ。
（にしても大手のフランチャイズの雛形データを簡単に渡してもいいのかよ・・・）

でも最悪の場合、抹消できなければ違約解除か。。。
まあ、わざわざ沖縄にきてもらうし青木さんには面倒をかける事になるな。

いつもは奥様が窓口だが難しそうな内容ということでご主人に替わってもらうことに。
「共同担保の抹消は売主の責任でしょ？全額をお支払いしたら法的には所有権はこっちのものだし、契約の内容でも売主の負担で抹消する。って謳われてますよね。しかも特約で違約解除もついている。これならそのまま進めてもいいと思います。もしその条件で売主が断ってくるならその時は諦めます。ご縁が無いということでしょう」

というやけに法律関係に詳しいお返事。
なんでもご主人は東京で弁護士をされているとのこと。

「それも踏まえて金城さんに任せているから、万が一の時は一緒に戦ってね～ｗｗｗ」

またもやありがたい？お言葉を頂いた。
買主さんがここまで理解してついてきてくれるならこっちもとことんやってやろう。
うし！気合いだ！楽しくなってきた♪

ちなみに心配なので書類のプリントアウトと製本はこっちでやることに。
製本をやつに任せてどさくさに紛れて特約とか消されたら嫌だしねｗｗ

◆契約当日

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