ピュアとオーナーさん#2
前回からの続きです。
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ピュアとオーナーさん#1
「どうなっているんだ!」
「すみません!すぐに確認します!」
松田さんの電話を切りすぐに杉田さんに電話をする
「はい。杉田です」
「杉田さん?金城ですけど。もう荷物を運び入れているって聞いたんですけど?鍵の引渡しはまだですよね?」
「え?あ、彼が部屋が空いていたらって。許可も貰ったって・・・」
「かれ?彼って同棲する婚約者の人ですか?ていうか誰の許可?」
「あ~・・・誰のだろう。わかんないや」
イラ!!!
わかんないじゃねえし!
「今すぐ向かいますのでこれ以上荷物を入れないでください!」
「あ、はい」
ガチャ!
すぐにバイクに飛び乗り現地に向かう。
現地に着くと二階の部屋の前で松田さんと現場監督と杉田さんが立っていた。荷物はもう外には無かった。
「すみません!遅れました!」
(いや、10時予定だから全然遅れていないんだけどね)
「まったく!金城君!困るよ!ちゃんとしてくれないと!
今事情を聞いたら現場で最終仕上げをしていた職人さんが間違えてオッケー出したらしいんだけどさ~!」
???どういうこと?
とどのつまりこういう事らしい。
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沖縄の不動産という独特な世界に迷い込んでいます!明るい外の世界の事は忘れました!これからも深海をはいずります!