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伊国トモリ作品集:カルぺ・ディエム/2023

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2023年に書いた戯曲とかエッセイです。 『カルぺ・ディエム』/「戯曲か、小説か、あるいは別の「何か」か」/『光の速さで生きて』/「メランコリーの彼岸」/『冷たい熱視線』/「過去… もっと読む
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記事一覧

カルぺ・ディエム 本編/ジャンププラス原作大賞 読切部門 応募作品

〇森・夕方 泥だらけのスニーカーを履いた狼谷が鬱蒼とした森の中をフラフラと歩いている。よ…

伊国
1年前
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【エッセイ】脚本か、小説か、あるいは別の「何か」か

 「コレはなに?」 最近、書きあがった作品を読み返すと必ず思うことがある。 「コレはなに?…

伊国
1年前
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【脚本】光の速さで生きて

あらすじ eスポーツ部部長の九条ユノは部活を辞めた。部員と喧嘩をしたのだ。見かねた幼馴染…

伊国
1年前
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1.ケンカもできない

先日、演劇部の引退公演を終えて丸5年経ったと聞いた。そこから受験勉強して大学で勉強して、…

伊国
10か月前
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2.セントエン

今年入ってから、手紙ついて考えることがある。 ぼくは手紙を出したことがない。だからどんな…

伊国
10か月前
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3.言の葉の裏側

昨夜、とんでもない夢を見た。ぼくは夕方に記事を書いて、夜にそれを投稿したのだが、昨夜見た…

伊国
10か月前
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4.眼を見ること

「あなたは無意識にこういう風に思っているのですよ」と告げられて「はい、その通りです」と肯定できる人はいるのだろうか。無意識は自覚できないからこそ無意識なのである。 だからホントウに避けようとしているかどうかは、ぼくにも分からない。しかし、ひとつだけ確かに言えることがあるとするならば、コミュニケーションに苦手意識を持っているということだ。いつからか覚えていないが、ぼくは相手の目を見ることができなくなったし、ホントウに言いたいこと、相手に伝えたいことを言おうとすると、言葉が喉に

5.コミュニケーションの「修業時代」

大庭葉蔵はコミュニケーションに対して倫理的であったろうか。大庭葉蔵はぼくなのだから、おそ…

伊国
10か月前
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6.夢、語尾、視線

夢の中でケンカしてしまった。いや正確にはケンカになる直前だった。きっと昨日あんな記事を書…

伊国
10か月前
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7.全日本脳内自分反省会選手権大会優勝

優勝してしまった。夢の話ではない。今回は脳内の話だ。 ぼくは以前、「悪い癖:どうしてずっ…

伊国
10か月前
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【脚本】冷たい熱視線

東欧土降る魔女のポタージュグレーテルのムニエル復讐のシャーベットLost-roast-Hecate金の林…

伊国
4か月前
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過去のおれよ、どうか笑って手を振り返してくれ。

 2023年はオンオフが激しかった。上半期はずっとエンジンがヴヴンとかかっていたけれど、秋に…

伊国
4か月前
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