事例紹介：特殊清掃 80代男性
亡くなられたのは、80代男性、一人暮らし。
自宅アパートで窓際に仰向けで倒れていました。
※孤独死の現場なので、故人様の尊厳のもと
亡くなられた場所のお写真は掲載していません。
お見積もり
アパート前に立つと臭いがします。
特殊清掃の見積もりをしてほしいと
葬儀社さんからご依頼いただきました。
特殊清掃の場合、玄関の外で
ご家族の方はお待ちいただき、スタッフのみで入室。
窓際に沿うように亡くなられた痕が残って
近くのソファーには血痕が残っていました。
お見積もりに立ち会ったご遺族様は、
何かの拍子で倒れて頭を打ったのではないか、
というお話をされていました。
近くにあったテーブルには小さな湯呑みが1つ。
中には血液がいっぱいに入っていました。
もしかしたら体調が悪くなり、吐血されたのかも
しれません。
倒れて立ち上がろうとソファーに触れたけど
立ち上がれず、そのまま亡くなられてしまった
のかもしれません。
楽しいことも、苦しいことも、
悲しいことも、全て乗り越えられたの
でしょう。
今までの人生を巡り、
後悔されたのではないかと思い
悲しさとしっかり作業しなければ、
という思いを込めて、合掌をしてから
作業開始しました。
【遺品として遺したモノ】
・腕時計
・古い通帳
・印鑑
・アパート関連やその他書類
・メガネ
・メモ用紙
・ライター
・タバコ
・名前の書いてある朱肉 など。
（財布や貴重品は特殊清掃の場合、現地には残っていません）
故人様の声を聞く
暑かっただろうな
苦しかっただろうな
助けて欲しかっただろうな
外からの賑やかな声、
アパートの踊り場から聞こえる声、
助けてくれ、こんなはずじゃなかった・・・
故人様からの気持ちを聞いて私達にできること
①元の状態に復元すること。
②大家さんやご遺族様のお気持ちを
くみ取って、双方が納得できるように
作業をし、提案していくこと。
③その場にいる故人様を想い
少しでも笑顔になってもらえるように
進める事、です。
「直ぐに作業に入って欲しい」
午前中にお見積もりをして、
直ぐに作業に入って欲しい
というご遺族様の思いを受け取り、
午後から作業を始め、特殊清掃、遺品整理作業は
4日間で終えました。
作業内容
1日目 見積もり後、午後のみ作業。
2日目 朝~夕方まで作業。
3日目 朝~夕方まで作業。
4日目 細かな清掃作業、消臭できていることを確認し
大家さん、葬儀屋さん、ご遺族様で、室内の確認と
現状回復する場所の確認。
5日目 フローリングを剥がし、床下まで体液などが
広がっていたので消臭/清掃作業。
6日目 現状回復でご要望いただいた
壁やフローリングなどの
貼替え作業。
臭いがなくなるまで消臭作業を致しますので、
フローリングを貼替える時には臭いは無くなっている状態です。
最後に、臭いの確認をして、大家さんにも確認していただき
アパートの返還、特殊清掃作業、遺品整理作業の終了となりました。
（土日は、お休みの方が多いのでご迷惑が
掛からないように、平日のみ作業をしています）
まとめ
特殊清掃は、ご遺族様が警察からご遺体の発見を受けて
現地に到着します。気が動転すると同時に、部屋の状況に
驚き、一緒に「もっと沢山連絡を取っておけば
こんなことには・・・」と後悔をされます。
でも、だれが悪いわけではありません。
そんな時に私達、特殊清掃会社ができることを
しっかり進める事で、大家さんやご遺族様と
その場にいる故人様のお気持ちが
軽くなるよう考えて作業完了を
目指していきます。
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【8月の休み】（水・日定休）
6日（日）
9日（水）
11日（金）〜14日（月）
16日（水）
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24日（木）
27日（日）
30日（水）通常営業
です。
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