秋が来る。

寒い。数日前から急激に気温が下がっている気がする。
今日だけで、長袖を着て出勤している人を何人も見た。あと、マフラー巻いてる人もいた。
地味に冷たい風が、「お前、着てくる服間違えてるよ。」と言っている気がする。
まぁ、七月と同じ格好で出勤しているから、それはそうなんだけど。

そういえば青森の友人が、部屋にストーブを出したと言っていた。
青森はそれほどまでに寒いのか。そんなのもう冬じゃん。

とはいえ僕はこの時期が好きだ。
夏から秋、秋から冬、落ち着いた季節の変わり目。
自分の周りの世界が緩やかに、鮮やかに塗り替わっていくのを感じるから。
季節の始まりは、それだけで世界が輝いて見える。
浮足立っているというか、フワフワしているというか。
今年はどんな季節になるんだろう、という希望を感じるからかな。
きっと心のどこかで、この季節がドラマチックな人生の始まりになることを期待しているのかもしれないな。
人生ってのはそんな単純じゃないだろうけれど。
きっと今年も平々凡々と年を越すのだろうけれど。
それでも、僕は、未来に希望を見い出せずにはいられない。