地獄とはなんだろか。 人にはそれぞれ、地獄の味があるだろう。 ワタシは只今、地獄の中を遭難中。 ワタシの地獄は苦味と喉が焼け付くような辛味。そして、少し、ほんの少しの甘味でできている。これは困ったことに濃霧を出す。 先が見えない。いや、ほんとに、 あまりにも、見えないのだ。少しは姿を見せてくれてもいいじゃないか、とさえ思うほどに。 ワタシはきっと、生きてない。 哀しいかな、現在、ワタシは影である。 生身の体は何処かへ行って、影がワタシの実体となっているのだ。影のワタシは闇夜
大きく変化した日常においてけぼりを食わないように。右足と左足を交互に出して、コケそうになりながらもなんとか歩む日々。 一度は手からこぼれ落ちたものたちを拾い集める日々。 焦り・不安・よろこび。いろんな感情がワタシの中を駆け巡る。その一つ一つに向き合えるほど余裕はなくて。向き合いたいと思うときには感情が逃げてゆく。するりするり。 心から抜け出す感情は立ち止まってはくれない。どうするのが、いいものか。私には分からない。でも、きっと。あともう少ししたら 巡りゆく感情としっかりと