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二十四節気って何?夏至とか冬至とかは知ってるけど・・・。

 二十四節気というものがある。季節の区別や節目を言うものらしい。夏至とか冬至とかはよく聞くし、春分や秋分はお墓参りに行くから気にしているが、あまり馴染みがない。日本人としての教養がないと叱られそうだ。

 そもそも二十四節気は古代中国で発明された季節、気候をもとに一年を区分する方法のようだ。起源は中国の戦国時代、紀元前四世紀に生まれた。日本では弥生時代が始まったころか。中国は早くから文字文化が確立しており、古代の日本の師匠でもあった。今では何をお考えなのかよくわからない大国になっておりますが。

 人類が狩りの時代から農作により定住を始めると季節の変化が生活の基盤になる。農作は自然相手なので季節のサイクルに沿ってすべての活動を組み立てていく。その目安となるのが二十四節気というわけだ。

 歴史に関する本を読んでいると旧暦という面倒な事柄に遭遇する。現在は世界の多くの国がグレゴリオ暦で動いているが、昔東アジアは中国歴をもとにした暦で動いていた国が多かった。日本も明治6年からグレゴリオ暦が施行されるのだが、江戸時代に入るまで中国歴を使っていたようだ。太陰暦というものだ。基本的には月の満ち欠けで日時を認識する。これだと誤差が生じてくるので閏月を用いるが、これも細かな調整が要る。
 そこで二十四節気が登場する。

 二十四節気は地球が太陽を一周する日数を24等分する。この約15日間に名前を付けて実際の季節の目安とした。これは奇数番目の節気チームと偶数番目の中気チームとに分けられる。

<節気>
大雪、小寒、立春、啓蟄、清明、立夏、芒種、小暑、立秋、白露、寒露、立冬
<中気>
冬至、大寒、雨水、春分、穀雨、小満、夏至、大暑、処暑、秋分、霜降、小雪

 実際には中気を暦の基準として、ひと月のうちに含まれる中気によって何月か決まる。月の満ち欠けによりひと月が決まればわかりやすかったのだが、この日数による一年と二十四節気が一周する1年では11日間もずれてしまう。これを繰り返すとやがて何月か決める中気が入らない月が出てくる。
これを閏月としたらしい。

 昔はカレンダーなどないから月の満ち欠けにより、何月か知ることができて、これにより農作の作業が決まっていくということでしょうね。

 今でもよく聞く名前があります。温暖化によって最近の四季はかなり荒れておりますが、自然がカレンダーであり、時計だった時代があったのですね。
【REG's Diary  たぶれ落窪草紙  6月19日(水)】


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