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優先順位の難しさ

 優先順位は暮らしていく上でも、生きていく上でも何かと判断を迫られることが多い。特に何かを決めなければならないときは、何を優先するかで流れは大きく変わってくる。

 自分の思い入れや信念、自分にとって大切な人であったり、大事なことは最優先される。経済的な制約や大人の事情がネックになることもあるが、ここは優先させたいところだ。あまり考えずにうっかりスルーしてしまい後で後悔することにもなる。

 自分の生命や健康は優先しなければならないが、若い時には健康なんて意識せず、好きな事や楽しいことに没頭する上に無茶もするので、結果事故に遭ったり、病気になったり、寿命を縮めたりすることもある。ましてや、自分の命を最優先することができない戦争なんか恐ろしい限りだ。絶対起こってほしくない。ウクライナも中東も一日も早い停戦を祈るばかりだ。

 コストや時間を優先させることもある。この二つに共通して言えることは余裕ができると極端に優先順位が下がることだ。しかし、若く独り暮らしをしていた頃、お金が無くなる恐怖は大変なものだった。このような経験により経済観念が育ち、それは一生物事を決めるときについて回る。時間のリミットに追われるのも精神衛生上よくない。このリミットを守れずに地獄に堕ちることすらある。

 仕事を優先することもあるが、これは仕事に対するポリシーの高さからくる場合と経済(つまり収入)優先と同意となる場合が多い。責任を果たさなかったり、やらなければならない事をしないと職場を失ったり、減給されたり、ポストから外されたりする可能性があるので、将来的な展開も含めて収入に直接影響してくる。

 自分が楽することを優先する人もいる。効率を優先して時間をつくるならまだわかるのだが、楽な選択肢ばかり選んでいても成長することはできない。随分と偉そうに言ってしまったが、こういうタイプは同じミスを繰り返すケースが多いのだ。
 例えば料理するときに楽することを優先すると豊かな食生活は望めないし、外食などコストの高いものになってしまう。私の料理での最優先は美味しいかどうかだ。美味しくするためには面倒くさいとか言ってられない。もちろん身の丈に合ったコスト内での話だ。

 結局は食いしん坊なだけ。お金が無い時もあるし、体調が悪い時もあるし、忙しい時もある。最優先は状況によっても変わる。

 クオリティ、質の優先順位はできるだけ上の方に挙げておきたいと願うのだが・・・。

【REG's Diary   たぶれ落窪草紙  8月1日(木)】

 


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