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#54:椅子と机の微妙な関係

長時間座りっぱなしで仕事をするサラリーマンの人達にとって、本当は大切なことなのに意外と見落とされがちなのが、椅子と机の関係です。
例えば、背が高い人と低い人で同じような椅子に座って同じような机に向かって仕事をするのはかなりの無理があることくらい、誰にでもわかります。自分の体に合わない椅子に座ればすぐに疲れてしまうだけにとどまらず、やがては肩こりや腰痛などの体の不調の原因にもなってきます。
これらの体の疲労や不調を最低限に抑えるには、せめて椅子の高さやなどを正しく調節して、なるべく体に負担をかけないようにする必要があります。

そこで、一般的に次のいくつかの目安を覚えておくととても便利です。まず、椅子の座面の高さは、身長の1/4くらいであること。さらにつけ加えると、それに対する机の高さは、身長の2/5くらいであることが適当です。
つまりは、例えば身長160センチの人の椅子の高さは、地面からおよそ40センチの座面の高さの椅子と、机の高さが、64センチくらいがよいということです。

会社の椅子を自分だけ取り替えるのは現実的には無理な話しですが、最低限、この二点を考慮に入れて、椅子と机を調節するようにしましょう。そうすれば、腰痛などの体の不調を少しでも防ぐことができるのです。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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