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#40:手がしびれているときには

後頚部から肩や腕、指にかけて、痛みやしびれなどが出る症状を一般に、『頚肩腕(けいけんわん)症候群』と呼びますが、これは知覚異常の一種で、神経系や循環系の障害で起こるのがほとんです。障害が起きている場所が首なのか、または肘なのかなどの原因を特定することが大事になってきます。このようなときは、病院の整形外科などで適切な診断を受けるのがいちばんです。

しかし、その他の原因(パソコンで一時的に手を使い過ぎたなどの明らかに原因がわかっているもの)で起こった軽いしびれならば、次に挙げるツボ療法でも十分な効果があります。

1)『缺盆(けつぼん)』・・・鎖骨の上縁中央の際。
2)『曲池(きょくち)』・・・肘の内側にできる横ジワの親指側の末端。
3)『支溝(しこう)』・・・手の甲側で手首の横ジワの部分より指四本分上。
4)『四指間」(ししかん)』・・・経験上から生まれた奇穴で、手の各指の股で、手のひらと甲の境目。

自分で指圧したり、皮膚が傷つかない程度の硬い棒などで刺激したりしてみましょう。また慢性になったしぶといしびれなら、お灸のような温熱治療の方が効くので、市販の簡易灸やタバコ灸(ツボのギリギリに近づけて熱くなったらすぐに離すを何回か繰り返す)の治療をぜひやってみましょう。効果が徐々にあらわれてきます。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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