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#14:胃下垂になったら・・・

胃下垂とは、胃の機能が弱って胃が垂れ下がってしまった状態をいいます。胃下垂になると、胃アトニーといって、胃の筋肉が弱くなり消化活動が低くなって、更に胃下垂になるという悪循環を引き起こします。症状としては、下腹が出てきて、胸やけやもたれ、食欲不振等が現れます。

このような症状の時は、次の体操をすると効果的です。
1)両膝を立ててあお向けに寝て、下腹部を手で押さえる。
2)そのままの姿勢から両膝を右側だけに20~30回倒す。

この方法は、胃の消化や運動機能に多大な影響を与える迷走神経を刺激します。これによって、胃をはじめとしたさまざまな消化器官が強くなって、胃下垂にも非常に効果があります。胃下垂気味で調子の悪い人は、ぜひやってみましょう。

また、ツボ療法では、『足の三里』(膝の下外側で、手の親指と他の指で『Lの字』を作って、親指側を曲げた膝頭に当てた時の中指の先端の部分)のツボに鍼をしたり灸をすることで、胃の機能を向上させています。

中野坂上治療院
古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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