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#426:木のミストシャワー

まもなくゴールデンウイーク
最近は1日の寒暖差が10度を超える日が増えてきました。
4月でも日中26度を超えてきます。もしも熱中症の人がいたら、すぐに涼しい場所に移動させて、氷のうや冷たいペットボトルなど首筋や脇の下、太ももの付け根、股関節辺り(これらの皮膚の下には太い血管が走っていて、流れる血液を早く冷やす効果がアリ!)に当てて、さらに間水ではなくスポーツドリンクなどを飲ませるようにするのが大切です。

ところで山登りなどで木陰に入るとヒンヤリとした感じを受けた事はないでしょうか?
モチロン、日陰だから涼しいの当たり前なのですが、特に木陰が涼しく感じられるのは、木の葉っぱにある気孔(植物の葉(多くは裏)にある特殊な細胞間の隙間で、呼吸や水分の出入りの調節作用を持つ器官)からは、水分が大気中に放出されていて、この水が気化熱となって周囲の熱を奪うからなのです。(大きな木ほど水分の量も多い)
つまり、夏の木陰の下は、目に見えない『天然のミストシャワー(あるいは打ち水)』状態・・・というわけなのです。

中野坂上治療院
古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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