#96:かかとのいたみ
歩き過ぎたり、足のサイズと合わない靴を履いたりしたときによくかかとが痛くなったりしませんか。
かかとは、全体重を支えるために非常に厚い筋膜で構成されているのですが、この筋膜が痩せて弾力を失ったり、先に述べたサイズの合わない靴を履いて筋膜の弾性がうまく働かなかったりすると、足への衝撃を吸収できずに痛くなったりします。
対処法としては、長時間にわたってサイズの合わない靴を履き続けないことが一番なのですが、痛くなってしまった場合は、次のツボ療法が、かかとの血行を促進して、筋肉の緊張をほぐしてくれます。ぜひ、試してみましょう。
1)
『大鐘(だいしょう)』・・内くるぶしの後下方で、かかとの骨の出っ張りの上の際。アキレス腱の内側のくぼみ。
2)
『女膝(じょしつ)』・・足の真後ろ、アキレス腱のいちばん下辺りで、かかとの中央。
両方のツボとも、少し痛いくらいの強さで5秒間を5回ほど刺激します。両足ともに行うとよいでしょう。
また、日頃のかかとへの弾力の低下の予防にもなるので、お風呂の中などでやっても効果的です。
古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com
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