見出し画像

ベランダの「デス」は猛威をふうるけれど、土の状態が良ければ植物は滅多に枯れない。ということなのかもしれない件。

酷暑でもベランダの植物は枯れない


冬至を超えて徐々にベランダに日光が差し込む様になり
植物の成長のためには日毎に良い状態になりつつあっても
同時にその日光が、ベランダを砂漠化させる真夏の「デス」環境。
しかし、この年は全く違った姿を見せます。

丸葉アメリカアサガオ

春に道端で見つけたタネから朝顔の花が咲き、
矢竹の穴を目掛けて泥バチさんがやって来ました。

大蓋帯泥バチ

アシナガバチにはお帰りいただいたけれど、泥バチさんなら大歓迎。
こちらが何もしなければ全く無害なハチで
巣を作っている間は豆やトマトにつく害虫や芋虫を取り続けれくれる
立派な働き手。
それに、私は幼い頃からこの泥バチや、とっくりバチの
泥こねの職人っぽいところが大好きで、
この時も、もう何年ぶりかもわからないくらいの出会いで
まさかこのうちに来てくれるなんて、思いもしないこと。
是非ともおいで頂きたい。

作業中の巣後は蓋を厚くするだけ

アジア原産の豆は暑さに強い

ベランダの暑さが軽減された感じは全くないものの、
トマトはいまだに元気で収穫も順調に進みます。
逆に気温が上がるとともに六尺ささげと四角豆は
勢いよく成長を始めました。

8月30日のミニトマトの収穫状況
トマトの茎をそのまま豆の支柱に転用

日中の気温が連日35度を超える様になり、
多肉植物の半分が1日で枯れてしまってから
数日後のある朝、
毎日のルーティーンで植物の状態を確認するためベランダに出ると
かすかに甘い香りが漂っています。

淡い藤色の大ぶり豆の花の待望の六尺ささげの開花がはじまったのです。
画像ではわかりにくいですが、ひとつの花の大きさは3㎝弱。
1つの枝に2つの花がワンセットで開花するのが
ささげのスタイルというのも可愛らしい。

六尺ささげの花

育ち方も2本が同じ様に同時に成長するのも可愛らしい。

六尺ささげの若豆
収穫間近の六尺ささげ
バジルと六尺ささげ

さすが熱帯原産とはいえ、六尺ささげは次々と花を咲かせて
長く立派な豆をつけます。

もう、大満足!
ついにこのベランダデスバレーは、デスを克服し、
肥沃な大地に生まれ変わったのです!

デスを克服し、植物を育てた土の状態


リフォレストした土に植えた植物はどれも全く枯れることがなく
驚くほど元気なまま育ち続けています。
この頃にはリフォレストした土が今まで使っていた土とは
明らかに違うことは疑う余地はなくなっていました。
ここまで追肥はなく、
追肥の代わりにリフォレストした土を適宜足していただけなので、
ベランダ栽培で植物が育たない理由が肥料の問題ではないことは確かです。
「ふかふかな土」についても、
植物の繊維質が土の中に隙間を作っているためということも
リフォレストした土には当てはまりません。
しかし、密植している土は、いつ木の棒を刺しても
箱の下まです〜っとさせるほど柔らかいまま。
どんなに根が張っても、ふかふかな状態を保っているのです。

次回、この土の何がどう良かったのか
詳しい考察を書こうと思います。

その前に、六尺ささげの開花から遅れること15日。
四角豆も咲き始めます。

四角豆の花

透ける様に青く、豆科にしては大ぶりな花は
六尺ささげとは違う趣で、ベランダの猛烈な暑さをものともせずに
凛とした姿で9月のベランダに降り立ちました。

コロナ2年目の夏の終わりは、
我がベランダから「デス」が消えた記念すべき夏となったのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?