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ベランダで野菜栽培に失敗した人こそ試してもらいたい、リフォレスター(その3)。

 リフォレスターと命名したきっかけは
再生した土の香りが森の土の香りによく似ていたからですが、
リフォレスターの仕組みのモデルとしたのも森の土でした。

ただ、最終的に腐葉土ではない森の土に到達はしたのですが、
土の謎はもっと深く過酷な地で生きる植物が得ている
培地と養分が何なのかを突き止め、
そこで生きる植物にとっての土の仕組みを探るところから
紐解くという、何ともニッチでマニアックな謎解きがありました。

ニッチでマニアックな世界についてはこれも
知りたい人が出てこられたときにでもお話ししましょうか。

ともかく、一周回ってまた森の土まで戻ってきてわかったことは、
植物が腐っている状態は過程であって、養分には程遠く
植物の枯れた繊維が残っている状態もまだ過程。
その過程の先で、本当に植物が育つ土にしているのは、
細かな鉱物の集まりである土と、微生物だったということで、
微生物が分解し切った土は森の腐葉土の下にある土だということです。

EM菌やカルスNC-Rのような農業系微生物資材。
今までもその働きや価値は言われてきましたけれど、
全く理解できないで来ました。
農業は奥が深い。

ただ、どうやら細かな鉱物の集まりである土については
赤土とか、黒土とか、鹿沼土だとか
種類の話はよく聞きますが、
その土がとても重要な要素のひとつだったことは
あまり知られてこなかったかもしれません。

ぶっちゃけ、ベランダ園芸のために購入したであろう
培養土や、赤玉土といった土の種類はあまり関係なく、
「土」自体が微生物の働きを正しく促進する緩衝材であり、
コバエや黒いアイツが敬遠する環境を作り出しているのかもしれません。

リフォレスターで再生したその土は、
野菜が育ちやすく、枯れにくくよく育つ健康な土で、
この良質な土の再生はベランダに置けるほど小さな木箱に
森の腐葉土の下の土の環境を再現することで出来上がる。

言ってみればリフォレスターは
少し先の未来に進む「土のタイムマシン」で、
未来の土の環境を作り出すのは
主に野菜くずと卵のからを入れて世話をするあなたということです。

通常半年以上かかるとされている土の再生ですが、
リフォレスターはとにかく分解の速度が速く、
土の変化も、植えた野菜の成果もわかりやすい。

だからこそベランダでの野菜栽培や、コンポストで
失敗したり挫折したりした人に試してもらいたのです。




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