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多肉植物は枯れにくいけど、環境を変えても枯れる時は枯れる。

なんやかんやいってみんな幸せ


ベランダデス渓谷にデッキを設置したことで、
明るく快適な新天地をめぐり多肉植物と猫の間で領地争いが勃発。
何よりも昼寝を好む猫たちは
昼寝の邪魔と見ると多肉植物の鉢を倒し、
せっかくのデッキを砂まみれにして、
逆に砂が気持ち悪くて寝転がれなくなって
私に掃除しろと迫るようになり、
解決策として、デッキの上に多肉植物用の棚を作ることで
なんとか猫も多肉たちも安息の地を得て、
いつしかベランダデス渓谷の悲劇を覚えているものはいなくなった。

その後、何度か棚のデザインを変えたり、
多肉植物を買い足したりして、私も、猫たちも、多肉植物たちも
なんやかんやいってこの約半畳の新天地で
みんな幸せに過ごしていたのです。

多肉植物も枯れる時は枯れる

デッキの通気は我ながら、でも予想外に優秀で
雨が続く時には板の間にかましてある角材を外すことで
溜まりがちな湿気を吹き飛ばし、
天気が良い時は角材を戻して吹き抜ける風の量や、
吹き抜け場所を調整することで、
ベランダで一番の悪所が、
一番居心地の良い場所へ変貌を遂げていました。

多肉植物はサボテンの仲間だと聞いていたものの、
種類が多く、栽培方法もわからないものが多く、
乾燥が好きなもの、水が好きなもの、
夏型、春・秋型、冬型様々あって
馴染みのある植物とは扱いが違って。

そういう意味で、栽培を失敗することもあったし、
特に真夏に外気が35度を超えた日には
仕事から帰ってくると半分近くが1日で枯れてしまっているという
悲劇もありました。
それが多肉植物にありがちな蒸れによる枯れ方らしく
植物の世界はまだまだ知らないことばかりだなと、思ったものです。

多少の環境の改善でデッキ部は快適になったかもしれないけど、
それはベランダの一角だけのこと。
ベランダ全体を見れば、やっぱりここはデスバレーには違いないのです。

それでも半分は生き残った。

それが嬉しくて
秋には毎晩のように多肉植物を愛でつつデッキで晩酌という、
夢の時間を過ごしたのでした。

新しい風が吹く。「大根の風」が。


そしてやってきた晩秋のある日、
テレビのニュースで大根の悲劇を目撃することになり、
「切り干し大根」の冒険が始まります。
(気になる方は「土再生のはじまりは「切り干し大根」の記事を
 読んでくださいね。)
これがリフォレスター開発に繋がってゆくことになろうとは
まだ、知る由もないこと。


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