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今週は多肉植物特集。その4:復活のアエオニウム。
気むずかしやなので、”お嬢さん”と呼んでいた。
アエオニウムは東アフリカから地中海沿岸に多く分布する多肉植物で
とはいえ、これもまぁ、あちこちに生息しているようですが、
基本的に乾燥してても、寒くない場所が好きなようです。
我が家には黒法師、緑のカシミアバイオレット、
黒のカシミアバイオレットがいて、
今回は3年前に購入したカシミアバイオレット、通称「お嬢さん」を中心に
紹介したいと思います。
寒さで枯れて、暑さで枯れる。
![](https://assets.st-note.com/img/1721392544449-zzHn5NjuCB.jpg?width=1200)
全く多肉の知識がないところからお迎えしたカシミアバイオレットですが、
植え替えてすぐに葉が落ち、先端が腐りました。
仕方なく、腐った部分を切除しておいたら、そこから新芽が伸びてきて
よくわからないけど一安心。
今ならある程度理由はわかりますが、
この時は絶望したり、
復活を喜んだりお嬢さんには振り回されてばかりいました。
![](https://assets.st-note.com/img/1721392573638-PLNLApgfwD.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1721392601231-qE3M0t2ffw.jpg?width=1200)
アエオニウムは暑さに弱く、寒さにも弱いと知る
アエオニウムを育てる上で、
一番失敗しない方法の第一は急激な変化にビビらないことと、
植え替える時は茎を切って植え付けること。
ぶっちゃけ、茎さえ生きていていれば、
棒の状態でもかなりの確率で復活します。
主に真夏は枯れたと思うほど活動を停止して眠りに入り、
外気温が35度を超えると、茎が蒸れて枯れ始め、
外気が5度を下回ると凍って枯れ始めるので、
できれば真夏は35度以下、せいぜい30度近くまでの環境に避難させ、
真冬はビニールの囲いの中で育てるます。
さ、ら、に。
植え替えの時には
土は温度が上がらないように、そして栄養分も欲しがるので、
多肉の砂と、培養土を1:1くらいにした鉢の中に
必ず根を切って、枝の状態で土に挿す。
これがベストな環境です。
![](https://assets.st-note.com/img/1721392685247-aFCc6CQxlk.jpg?width=1200)
根っこをつけると定着しにくい
これは、多肉全般に言えることのようですが、
多肉植物って、根っこを残して植え替えすると、
なぜだかうまく土となじまず、
茎をずばっと切って土に挿すとかなり早い段階で根を伸ばし、
そこから劇的に成長し始めるようなのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1721392756291-Ldz4LrHEeZ.jpg?width=1200)
しかし、ベランダでさえも氷が張ったある日、
太い部分の茎が凍って枯れ始めてしまいます。
そこで、生きているところだけをズバズバ切って、
リフォレストした土に植えたところ、
これまでにないほどの復活を遂げます。
同じように緑のアエオニウムも、寒さにやられ、
茎をずばっと切ってカシミアバイオレットと同じ鉢に植え替えたところ、
こちらも劇的に復活しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1721393313501-0IhoiLyb6y.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1721393387555-uACZiGTK7Z.jpg)
アエオニウムは、酷暑と極寒期間以外は、精力的に水も養分も欲しがり、
ぐんぐん成長しますが、
休眠に入る時の枯れ方も、エグい。
これは今現在の状態ですが、
ほとんど病気で枯れかかっているようにしか見えません。
![](https://assets.st-note.com/img/1721393493763-I57RQ4bn6V.jpg?width=1200)
でも、どうやらこれがデフォらしい。
気温の影響で先端が萎れた場合は、
茎の生きてるとことから、カッターなどでずばっと切って放置します。
そうすると、気候が落ち着いてきた頃に、
切ったところから新芽を出します。
正直、正解がわかりにくい!
おしゃれさがゆえに育てたいけど、お世話は大変
3種類のうち、一番聞き分けの良いのが黒法師で、
大胆かつ、マイペースなのが緑のカシミアバイオレット。
そして一番手間がかかるのがカシミアバイオレットです。
どれもその立ち姿がおしゃれなので、なるべく大きく育てたいけれど、
夏越し、冬越しはかなり大変です。
復活方法はものすごく雑、多肉界の究極のツンデレやろう!
反面、枯れてしまった時の復活方法は、生きている茎”だけ”で、
しかも土にぶすっと刺しておくだけという
究極のアバウトさも兼ね揃えている。
そんなところもアエオニウムの魅力かもしれません。
とはいえ、休眠期にしおれるパフフォーマンスはやめてほしいなぁ。
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