土用は土曜じゃないよ。季節の変わり目のこと。気をつけないと何かが起こる。実例紹介。

土用を知ったきっかけは、陰陽五行を勉強し始めてから。
それまでは「土用の丑の日」に鰻を食べるイベント、くらいの認識しかなくてね。
そういう人多いでしょ。

簡単に言うと、土用とは季節の変わり目のこと。
今の時期で言えば、春から夏に切り替わる期間のことを言います。

五行でいう土の気が盛んになり、土を司る神(土公神＝どくしん)の怒りをかわないようにする時期と言われています。
よく「大安」とか「仏滅」とか言いますけど、それと同じ類だと思ってもよいでしょう。
大安にお葬式をしてはいけない、仏滅に結婚式をしてはいけない、
と言うのと同じように、土用期間は土いじりや契約などをしてはいけないとされてるんです。

具体的には・・
・大小関わらず物の契約や購入
・家を建てる、改築、修繕
・道路工事
・土いじり、ガーデニング
・物事を決める
これらをやっていはいけない。

その他に、新規に始めること、引っ越し、ケンカ、穴を開ける、物事を完成させることも禁じる時期だったり。

その代わり、衣替えや掃除、模様替え、整理整頓、体のメンテナンスや美容院へ行く、ゆっくりするなど、デトックスやメンテナンスをすることにふさわしいとされています。

以前はこんなことを頭から信じるわけでもない私でした。

だって、そんなこと言ったら工事を職業としている人や農家さんはどうなるの？
と疑問が湧くでしょ。
でも元からこのような仕事を生業としている人は例外だそう。
例外だなんてなんとも現代的で微妙な感じ。

でもね、実際私は過去にこんな目に遭ってます・・

・ダンナとのたわいもないくっだらない理由のケンカが10ヶ月以上長引く。

・歩道を右側通行している自転車に乗った女に「どけよバカ」と暴言を吐かれ、私もその方に暴言を吐かせていただく。つまり理不尽なケンカ。
滅多に無いよこんなこと。

・普段はほとんど見ないのに1週間のうちに3度も交通事故に遭遇する。

・猛スピードで自転車をこいでいるのに鳥の糞を頭から浴びる。

・糞→ウンがつく→運がつく っていうことで、予定になかった宝くじを買ってみるドキドキ

・見事落選。迷信に踊らされる。

土用のことを知ってからもそれほど気に留めていなかったけど、さすがにこれだけのことが1週間のうちにあると信じざるを得ません。

まだあります・・

・とにかくイライラしたり、気持ちがふさぐ

・エアコンクリーニングがハズレの業者。勝手にトイレや風呂場を使われ汚される

・その時、エアコンの部品を壊され、クリーニング後の組み立ても未完のまま

・エアコン部品が正しくなく、３度も別業者がうちに来るも、スケジュールが合わなく真夏に2週間も使えず

・その間ダンナ実家の不幸

・その時受験生だった娘。でもお葬式には出なきゃね

・学校休んだり途中から行くハメになったり

・茅ヶ崎⇔足利往復６時間の電車で何度も行き帰り

・その間に一度、家のドアに鍵がささったまま旦那実家の足利に行った

・帰ってきたら私の仕事でダブルブッキング判明

これら全て土用期間に起こったことです。
偶然といえばそれまでだけど。

どうしてこんなことが一気に起こったのか計り知れないのだけど、土用期間に漂うエネルギーがかなり不安定だからだと思ってます。
物事が変化するときって、何かしらダメージ的なことがあるのは私達も体験ありますよね。
準備万全でない限り何かしらトラブルがあったり、物事が解決する際にドタバタしたり。
エネルギーって目に見えないけど、確実に動いて物事に変化を促しているのは確か。

そんな時期は大人しくして、普段活発に動く自分を休ませるための必須期間を与えてくれているのが土公神だと思ってます。

私が実体験から学んだのは、土用を知ってしまったからには対処したほうが無難ということ。
プラシボ効果みたいに知らなければ何も気にしなかったのだろうけど、知ってしまったからには悪事も全て土用のせいにできるわけ。

何かしら不運に遭うのは土用だからとすれば気が楽なんです。

土用期間にやってはいけないことをやらずに、おとなしく過ごしていれば何も問題ないはず。
むしろこのような休息期間があったほうがいいのですよ。

自分メンテナンスを重要視できるのが土用。
この期間に物事の見直し、体を休める、断捨離など、浄化と休息、見直しをキーワードとして過ごすと、土用明けを清々しく迎えられるはずです。