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Xデザイン学校リフレクション #3 既存ユーザーの特定

はじめに


「社会をよりよくするデザインの学びと研究する楽しさを追究する社会人のための未来の学校体験を提供する」をビジョンに掲げる、Xデザイン学校 2023年秋ビギナーコースに通い始めました。

ここでは、参加したクラスの気づきやまとめをリフレクション*1として記事にまとめています。

*1:リフレクションとは、自己の内面を客観的・批判的に振り返ること。内省のこと

では、本日もさくっと。

鳥の目・虫の目でビジネスを俯瞰する


ビギナーコースで体験するのは、簡単にまとめると次のような内容です。
「既に世の中にあるサービスで、勢いが落ちつつある(とメンバーが思う)ものをグループ一つピックアップし、サービスの点検をしながら改善提案をする」

この中で3回目の本日は、「既存ユーザーの特定」のパートでした。CVCA( 顧客価値連鎖分析)を完成させる中での気づきを備忘録としてまとめます。

・ユーザー(顧客)の属性により、戦略は異なる

書いてしまえば当たり前ですが、この観点が図に表れていませんでした。私たちのグループは、ある検索サイトの分析をしていますが、最初のユーザーの分類はこちらでした。

・エンドユーザー
・広告主

フィードバックをいただいた後の変更はこちらです。

・エンドユーザー(無料)
・エンドユーザー(有料)
・広告主(無料)
・広告主(有料①)
・広告主(有料②)※①より②の方が月額が高い

ビジネスを俯瞰してみるには、鳥の目で広く見て、虫の目で細部に意識を向けないといといけないですね。

UXの5段階モデル


この5段階モデル自体は認識していましたが、実際にワークに取組んでみると、納得度が違います。

戦略から表層まではつながりがある。これがあべこべになると、戦略からかけ離れた表層になってしまいます。
「何でこのデザインになったの?」と経営層や社員が疑問に思っているデザインは、この筋が通っていないか、伝え方に問題があるのかもしれません。(事業会社として、私も疑問を持つような提案を受けた経験あり)

UX5段階モデル

表層(ビジュアルデザイン)

骨格(レイアウトデザイン)

構造(モデリング)

要件(要件定義)

戦略(目的、目標設定)

伝える相手に合わせてどこまで話すかは別かもしれませんが、筋が通っていることを示せれば、ビジネスにおけるデザインの意義はもっと比重が上がっていきそうな気がします。デザインはとても戦略的なものであり、経営資源にもなりえるのでは?とうのが、今回一番の気づきです。

チームディスカッションを促す役割


今回、あるメンバーがグループワークの役割を決めてくれました。
まだまだグループワークは始まったばかり。対面で会う機会はなく、また、オンラインで顔を合わせる頻度も2週に1回程度。

様子見から抜け出すのにやや時間がかかりそうな状況の中、この役割設定がとてもいい結果をもたらしています。

毎回変わる想定ですが、役割はこのように分かれています。発表は毎回あるわけではないので固定役割には入れていません。

・進行役(参加者が発言しやすい雰囲気を作り、議論を活性化させる役割)
・書記(話し合いの要点を書き残し、わかりやすくまとめる役割)
・タイムキーパー(ディスカッションにおいて時間の管理を行う役割)
・監視役(ディスカッションの方向性がズレないように監視する役割)
・アイディアマン(変な意見、間違った意見だと、気後れすることなく、意見をたくさん出す役割)

意見を出すことに時間がかかりそうな場合、このように役割を決めておくと、互いへの遠慮が減り、ワークがスムーズに進みます。Mさん、素敵な提案ありがとうございました。実務でも取り入れたいと思います。


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