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声を聴かせて (「ありがとう」 あとがき)



初めてnoteで彼女の声を聴いた時、その優しい声にとても癒されました。



また聴きたい。


朝、目覚めてすぐに開いたnoteの記事にあった彼女の声はそう思える程、お名前通りに優しくて美しく心が和むものでした。


その思いを素直にコメント欄に描きました。


お礼のコメントを頂けて嬉しかったことは今でも覚えています。


でも、その時はまさかこんなことになるなんて夢にも思いませんでした。





あれから数カ月


ある時、彼女がこちらの記事をnoteに投稿されていました。



ここでも素敵な声を聴かせて下さいました。


その時もコメントしました。
(他にもコメントされているnoterさん多数!)

自分のnoteを美和さんが読んで配信して下さったら、なんてことを妄想してしまいました

「モフモフモンスターのリスン」へのコメント


でも本当にそうなったら良いなって思ったので。
ちょっと(いや、大分)無理矢理なコメントでしたけど。


それでも彼女は受け入れて下さったのです。
感謝しかありません。


これがきっかけで今回の共同創作が始まり、遂に完成、無事に発表となりました。



2024年5月24日に「モフモフモンスターのリスン」が投稿されてから2024年7月12日に「ありがとう」が発表されるまで1ヶ月半と少し。


この期間に2人でやりとりしたメールは40通以上!になっていました。


それぞれの都合もあって全くやり取りが無い日々もありましたが途中からは毎日メールのやり取りをして完成させることが出来ました。


最初に頂いたメールで教えて頂いたのですが、朗読をする際には「整音」と言う作業が必要になるとのことでした。
これが実に大変で手間がかかるらしくて…。
(言葉の数が増えれば増えるほど作業が増えてしまう)


それを知った時に大変な事をお願いしてしまった…。
申し訳ないと思いながらも、負担にならない文字数、言葉を考えようと思いました。


最初は自分の過去記事も候補に挙げて下さっていたのですが、文字数の関係で不採用を決めました。


そして完全オリジナルの物を作ることを伝えました。


今回作品を創作するにあたって色々と自分なりに考えたことがあります。


自分の好みだけで言葉を紡ぐのが良いのか。


自分の想いが強くなければ良い作品は生まれないと言う考えです。
その考えを元にして一つの作品を作りました。
それはそれで良い作品と言う手応えがありました。本当に(ただの自己満足ね)。


それと同時にもう一つ作りたいな、と思いました。


今回朗読をお願いした相手は優谷美和さんです。
彼女の一番良い所、彼女らしさが伝わる言葉を紡ぎたいという想いがありました。


美和さんと出逢って9ヶ月位経ちます。素敵な記事を書かれているのは今更言うこともありません。


ただ、もっと彼女のこと知りたい。
彼女のお人柄や想いが反映された言葉を紡ぎたいと思いました。


全てではありませんが彼女の過去記事、特に初期のnoteを拝読しました。


多くのnoterさんがそうだと思いますが初期のnoteの記事というのはフォロワーもいない、いても少ないし、スキも少ない。
何故ならいい意味で記事は「洗練」されていません。
でもその分「素に近い部分」が記事にはたくさんあると思います。


飾らないその人らしさ、人となりが詰まっているように感じます。


美和さんの記事から感じられたもの


人としての温かさ、優しさ
人に対する優しさ、誠実さ


そして聴こえてくる声の心地良さ


そうしたことが伝わる内容を考えました。


2つの原案をメールで送りました。
追加でそれぞれのイメージに沿う曲もお伝えしました。


そこで2人で相談して1つの案に絞りました。


ここから朗読(録音)をして頂くことになるのですが…。


ここで想定外の事が起こります。


お仕事の関係で夏休みとなって在宅中の美和さんのお家の近所でアパートの建築工事が始まってしまうというハプニングが発生。


日中は工事の騒音と振動がひどい為、工事の合間(お昼休み)にしか作業が出来なくなってしまいました…。
うー、なんてこったい。


そんな中、原稿の見直しをして修正も入りました。
言葉もそうですが、「ありがとう」のシチュエーションのパターンも最初の案が良いのか、変更する方が良いのか…。


ここで「おばあちゃんと孫」のシチュエーションをどうしようかとの話しもしました。


お年寄りの声を出せるか


キーポイントだったと思います。


別のシチュエーションに差し替えることも検討していました。


でも、そんな中で第一稿(未整音)が出来上がりました。
しっかりと録音して下さいました。


メールで届いた音源を早速ダウンロードして聴きます。


あ、


『自分が考えて、知っている言葉を別の誰かが声に出して話している』


声は聴こえてくるけど、自分の頭に全然入って来ませんでした。


現実を受け入れられないのです。


あの憧れの「優谷美和」さんが自分の紡いだ言葉を声にして下さっているのです。


もう、理由がわからない。
なんだか凄すぎて(語彙力が無さ過ぎる…)


心臓バクバク
顔はニヤニヤ
体は硬直して動けない


傍から見たらキモいヲッサンの絵面でしかありません。


何とか自分で自分を落ち着かせて、2回目、3回目、何度も朗読を聴きます。


少しずつ現実を理解して、受け入れる事が出来るようになりました。
…良かった。


肝心の朗読ですが


バッチリです。
イメージ通りです。
隠さず言うならイメージ以上に良いです。


そして


美和さん、やってくれました。
演じてくれました。
ちゃんと、ではなくて、
予想以上に「おばあちゃん」でした、笑。 


ただ、「文字」から「声」になったことで判ったこともありました。


『丁寧に紡いだつもりの言葉が邪魔になる』


文字の時には気持ちを伝える為に丁寧に言葉を紡いでいたのですが、声にした時にはそれが却って邪魔になってしまう。


もっとストレートで良い


それに気付いて何ヶ所か原稿を修正することにしました。


それから改めて録音して頂くことになるのですが、またハプニング発生!


工事のおじさんが昼休みに大音量でBGM(何故か行進曲!)を流すというアクシデントがあって録音出来ない日が何日か…。


そんなこともありつつ、BGM、そして画像まで付けて下さいました。
ありがたきことばかりです。


BGMは最初2パターンありました。
どちらも良くて悩みましたが現在の曲を選びました。
画像もたくさん作成して頂き、しかも無理を言って作り直してもらった画像もあって。


本当にたくさんの時間をかけて作って下さいました。


そうして時間をかけて、心を込めて生まれたのが「ありがとう」です。


自分の考えていたものよりもずっと、
ずーーーーっと素敵な作品になりました。


こうした嬉しい結果になったのは何より優谷美和さんの頑張りがあったからです。


声だけでなく、曲も選んで画像も作成して動画にして下さって。


こうした心遣いがあったから、いい作品が出来ました。
一人ではとても出来ません。


読んで下さった方、声を聴いて下さった方、何かを感じて下されば幸いです。






最後に


優谷美和さん


本当に「ありがとう」


美和さんが「いいよ」と仰っていなければ、美和さんが一緒で無ければ、この作品は生まれませんでした。
とても楽しい時間を過ごせました。
とても有意義な、素敵な1ヶ月半でした。


でも、これで終わりではありません。
まだまだnoteは続きます。


これからもたくさん素敵なnoteを書いて下さい。
待っている人はたくさんいます。


そして
これからも仲良くして下さいね!
よろしくお願いします。







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