エジコ＊グラフィティ 『JOY！ あげる準備は出来ている 』
ユーカラ企画「あなたの詩」第4弾 エジコ＊グラフィティ様
気持ちを
上手く言葉にできなくて
忙しいママは
いつも上手に受け取れなくて
あの生まれたての頃のわたし
わたしの中のおこりんぼのマグマは
いつだって爆発したがっていた
だって一日はこんなに短くて
わたしのエネルギーはこんなにおっきいのだ！
あれはどこからやってきたのだろう？
ビロードの赤と
ピカピカの金色が
いつもわたしを素敵な大人のレディに変えた
あの、わたしの秘密の宝石箱
蓋を開けると
ぐるぐると目眩がして
わたしはわたしの行くべき道が何故かいつも見えるのだ
踊り出したくなるくらいキュートで
素敵な人がいっぱい待っているわたしの道
わたしは神様に愛されていて
いつでも
行くべき時に
行くべき道へと連れて行ってくれる誰かが現れた
最初の人の名前はグランマ
悪戯っぽい瞳をして
いつも会った途端に冒険が始まるのがわかった
わたしに
嵐の起こし方と遊び方を教えてくれた人
わたしの嵐は
外の世界にもわたしを吹き飛ばして
息もできないほど魅力的な“ 時 ”をわたしにくれた
あの奇跡の風が吹くブロードウェイ
わたしは温かい魔法使いのマントの下で
踊るように生きた方と愛し方を学んだ
ステージに立つ時
毎朝、爪先が 生きている！ と感じた
そんなわたしが
あの人に逢ったのは
わたしがわたしの冒険の嵐に疲れたと ふと気づいた時だった
一日には
始まりと終わりがあって
踊る時と眠る時がある
それは冒険と同じくらい大切な理だと
彼は
黙っていても教えてくれる人だった
より良い冒険は
より良い休息と共に生まれる
規則正しく繰り返される時の刻みが
実は静かに
安心な心の砦と
心の嵐の乗り越え方を与えるのだ、と
彼と居ると
とても上手に心が解った
わたしたちは
感情の季節の中を
ぶつかり合ったり
手をつなぎ合ったりして歩くことで味わった
この世界は歓びの嵐を味わう所だと
わたしに身体で教えてくれた素敵な宝石箱は
生まれ落ちたこの場所を
天国へと変える鍵を抱いていたに違いない
今ではもう
この手の中には無いけど
心配はしない
だって
それはここに
わたしのハートの中にいつも在るから
だからわたしは
安心してわたしたちの可愛い巣を作って
愛する子どもたちに餌を運んでいる
あの
「大好きよ！」のキスが下手なママが
口にはしなくても
いつもその手で精一杯応援してくれていたように
今度はわたしがわたしの得意なやり方で
魔法の宝石箱を贈る番だ
大丈夫
苦しい日々も歓びの種を見つけながら頑張ったから
わたしなら
もっと上手に
もっと大事に
もっと楽しく
踊るように
手渡してあげられる
愛する家族や
世界中の
あなたのために
さぁ、言ってみて
わたしに
たった一言
愛言葉を
「JOYをください！」
ユーカラ企画「あなたの詩」の第4弾 依頼者 エジコ＊グラフィティ
2021 6月30日 ユーカラ
🍋『あなたの詩』第５弾
🍋『あなたの詩』第３弾
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