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会社説明会の内容を録音することは問題か

長い期間続いたコロナ禍もあけ就活生にも少しは明るいきざしが見えてきた昨今です。
学生の皆さんはさまざまな会社説明会に参加をされていることと思います。会社説明会では、多くの事柄を記憶に留めなければなりません。
ノートとペンでメモを取ればよいのですが自分の知りたい情報のすべてを書きとめることは不可能です。
そこで会社説明会の会場で録音をしたいと思います。
この行為は問題となるのでしょうか?

1、会社説明会は情報があふれています

自分の将来に夢を抱いて就職先を探す日々が続いている学生の皆さんにとって会社説明会は初めての緊張を強いられる場所になります。今日のこの日を迎えるためにさまざまなアプローチを試みてきました。会場には自分の周囲には希望する就職先の人事担当者や役員、ライバルともいえる同年代の学生などさまざまな人たちの姿がうかがえます。

説明会では人事担当者からいろいろなレクチャーがされるわけですが、この会場は今まで調べてきた内容はもとより、新たな情報発見の場所でもあります。そうです、この会場には情報があふれかえっています。出来ればその内容のすべてを一言一句漏らさずにメモを取りたいと思います。でも自分が必要とする情報のすべてをノートとペンのメモだけで賄うことは不可能に近いですね。出来るなら会社説明会の内容を録音して後から確認してみたいと思う気持ちが生まれてきても仕方がありません。


2、会社説明会の内容を録音することは問題なのか?

会社説明会の状況を事前にイメージトレーニングしてみましょう。
前段で述べたようにさまざまな人たちに囲まれ、そのうえ色々な説明を受けます。
その中で自分が必要とする内容を瞬時に見極めすべてをノートとペンのメモ書きで対応できるでしょうか?なかなか難しいことが予想されます。
そう感じたのであれば相手企業に説明内容を録音することの可否を事前に確認してみます。現在多くの企業では録音が不可能ではありません。
録音ができるのであれば自分にも余裕が生まれるでしょうから普段通りのスタンスで会社説明会に臨むことが出来ます。このように精神的な面だけでも会社説明会の内容を録音することは否定される事ではありません。
物理的にも人事担当者が早口であったり、自分では勉強してきたつもりでもいまだ知りえなかった業界の専門用語が出てきたりした場合にも内容を録音しておけばあとから何度も聞き返せますし、わからない言葉は後からWEBや辞書で納得ゆくまで調べることが出来ます。

このように見てみると、会社説明会の内容を録音することはメリットにあふれています。録音行為を企業が了解しているのであれば問題にはなりません。


3、会社説明会の内容を録音する具体的は方法は?

会社説明会の内容を録音することはあとからいろいろな情報を聞き返すためです。
そのためには説明をする人事担当者の近い席に陣取りクリアな音声で録音をしたいものです。その場所は必然的に前方の席ということになります。このポジションであれば人事担当者の音声もクリアに録音することが可能です。

しかしながら会社説明会を開催する企業によってはあらかじめ着席順が決められ前方の席を確保することが難しい場面に遭遇する場合もあります。
その際はスマートフォンとは別に「集音マイク」を用意すればよりクリアな音声で録音することが可能です。オプションをそろえることは少々コストがかかりますが就職したのちも使える道具ですので予算が許すのであれば奮発してはいかがですか?

内容を録音するためにオプション分の予算が出せない方は、事前に自身のスマートフォンのマイクにどの様な特徴があるか予行演習をすれば問題はないでしょう。


4、会社説明会の内容を録音することのまとめ

会社説明会の内容を録音することが問題であるかを考察してきました。

結果論として、会社説明会の内容を録音することを企業が禁止していない限り問題にはなりません。むしろペンとノートのメモ書きに比べ詳しい情報を得られ優位であることが確認できました。

ただし、いくら企業側が禁止していない行為でも周囲に不快感を与えるような行動は慎むべきです。スマアートフォンや集音マイクを机の上に大きく広げ隣に人に迷惑をかけたり、クリアに録音するために手を持ちあげ説明者のほうに向け他者の視野を妨げたり常識を逸脱するような行動は歓迎されません。

会社説明会に内容を録音することを許可する企業はあなたたちにより良い環境を提供しようとしてくれているのかもしれません。その思いを裏切らないように常識の範囲で録音をしましょう。

そして録音した内容は企業側にとってライバルに知られたく無い内容も含まれることが予想されるのでネットやSNSで拡散することだけは社会人の礼儀として控えましょう。

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