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会社説明会にノートパソコンでメモを取るのは非常識

コロナ禍も収まり就活生にも少しは明るいきざしも見えてきた昨今です。
学生の皆さんはさまざまな会社説明会に参加をされていることと思います。
会社説明会は、会社と就活生が初めて出会うお見合いの場所でもありますからいろいろとメモを取らなくては成りません。
しかしながら会社説明会の場にノートパソコンを持ち込むのは控えたほうが良いかもしれません。

1、お見合いの場では相手の目を見ましょう
会社説明会に参加するまでは各種の資料を集めたり、エントリーシートを作成したりノートパソコンを活用してきました。今までの資料がたくさん詰まったノートパソコンを携帯して会社説明会に参加するなとは申し上げませんが会社説明会は会社と学生が初めて出会うお見合いの場所ともいえます。そのようなお見合いの場所では今までの資料が詰まったノートパソコンばかり見ることはできれば控えたいですね。相手の特徴が詰まったノートパソコンの内容は頭の中に詰め込んで、お見合いの相手ともいえる会社の担当者とは目を見て話しましょう。せっかく会社説明会に参加しているのですから自分の真剣さを人事担当者に伝えるためにも手元のノートパソコンばかりを見ないようにすることが要になります。

2、人事担当者はあなたのデータベースを作っているのです
前段では、学生であるあなたが会社説明会の場所においてノートパソコンを使用することはお見合いに例えて控えましょうと述べました。
会社説明会ではメモをとる必要に沢山迫られます。その場面でノートパソコンでメモを取ることは後々を考えるととても有益なことです。しかしながら人事担当者の側からいえば、非常識に見える側面があることを意識してください。年上の人間からみればノートパソコンを使ってメモを取る姿は奇異な行動に思えます。それは「なぜノートでメモを取らないのか?」ということです。
ノートパソコンはあくまでプライベートな道具だと思ってください。公の場所ではノートとペンでメモを取ることが望ましい行動です。
ニュース映像などで記者会見の場面が映し出され、新聞社の記者がノートパソコンを使っている場面をよく目にします。これは、ノートパソコンに打ち込んだ内容がすぐに原稿となりデスクへ送れるという利便性から用いられているのです。
新聞社の記者でもインタビューの際はいまだにノートとペンで取材をすることが多いと聞きます。
この行動はインタビューをする相手にノートパソコンの画面を見ることで、
不快感を与えないようにする礼儀、思いやりからきているのです。
会社説明会の場面で人事担当者があなたの前にノートパソコンを広げてメモを取ることもあるでしょうが、この行動はあなたの今までのデータに新しいデータを加えているのです。
あなたのデータベースをより深く作成しているのです。人事担当者が面接する学生はあなた以外にも沢山いるので仕事の効率化をはかってノートパソコンを使っています。
あなたも効率化という側面からノートパソコンを会社説明会の場で使いたい気持ちはわかりますが、現在の日本の企業ではまだまだ会社説明会の場所で学生がノートパソコンを使うことは年上の人事担当者からは奇異にみえてしまいます。

3、会社説明会はあなただけが参加していません
前段では、人事担当者と学生であるあなたの関係性から会社説明会の場所においてノートパソコンを使用することは控えましょうと述べました。
会社説明会にはあなたのような就活生が多く参加している事でしょう。
就活生の中にはあなたのようにノートパソコンを持ち込んでメモを取っている人間もいるかもしれませんが、あなたとは真逆の立場でノートとペンを使ってメモを取っている就活生も多く参加しているはずです。
その立場の側からあなたのノートパソコンを使ったメモを取る姿は迷惑な存在になってしまいかねません。
それはあなたが、会社説明会の内容をノートパソコンに打ち込んでいるときにキーボードをたたく音がノートとペンを使っている学生には騒音のように感じられないとも言えないからです。
会社説明会の場所に限らずたとえば図書館でも、ノートパソコンや電卓を使う席は別に設けられていませんでしたか?
ノートパソコンや電卓を使用すると静かな図書館にキーをたたく音が響きます。この打鍵音が他の方の迷惑になることを見越して図書館側はあらかじめ別席を設けることであらかじめ他の方への迷惑と成りそうなことを予め回避しているのです。この事例からみてもノートパソコンを会社説明会に持ち込む際は気をつけなければなりません。

会社説明会とノートパソコンのまとめ

会社説明会にノートパソコンを持ち込む功罪をいろいろな側面から考察してきました。
ノートパソコンを会社説明会に持ち込むことすべてが悪だと申しあげているのではありません。
簡潔に申し上げれば、会社説明会でのノートパソコンの使い方をもう一度考えなおしてみましょうということです。
採用する会社側、もしかしたら同僚になるかも知れないあなたと同じ立場の人間。
双方に不快感を与えないようにあらためて考えてみましょう。

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