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熊本での1年

熊本へ来て1年が経ちました。
去年の10月31日。
今でも覚えている、めちゃくちゃハロウィンの日。昼間、熊本市役所に転入届を出した際、ハロウィンの格好をした人がチラホラ。夜はかなりどんちゃん騒ぎになっていて、熊本ってやばい所だな、、、と思ったのを覚えています。

今年もハロウィンが過ぎました。
特にハロウィンらしいこともすることなく、ハロウィンは終わり、今日は帰りに熊本で有名な石焼き芋屋さんがクリスマスソングを大容量で流していて、もうクリスマスか〜なんて思うぐらい、歳をとる度に季節への執着が無くなりました。

熊本へ来て1年。もう1年経ったのか、と日々の早さに驚いた1年でした。

初めは大嫌いだった熊本。
何度、地元に帰ろうと思ったことか
何度、会社辞めようと思ったか
何度、家で泣いたことか
自分は熊本でどうしていきたいのか見えなくて悩んで悩んだこともありました。

会社の人以外知り合いもいない土地。
熊本へ来た時の仕事は慣れなくて、会社の人ともそこまで仲良く出来ておらず、誰に助けを求めたらいいのかわからないまま、日々を過ごしていました。自分が1番不幸なんじゃないか、と思うこともありました。

仕事外では特に交流もなく、土日は1人で過ごすことが多かったです。その度に孤独を感じ、熊本で私は必要ないんじゃないか、この地には自分の味方はいないんじゃないか、と思い、土日の昼間にお母さんに電話していたことが懐かしいです。

そもそも、熊本へ来た直後に交通事故を起こして、そこでも大変な思いをし、とてもネガティブになっていました。会社では先輩に呼び出されて注意されることもあり、夜遅くまで仕事をする日々も続き、本当に自分に自信なんてありませんでした。

そんな日々を半年間を過ごしており、
半年の間は、熊本が大っ嫌いでした。

今はどうなの?と聞かれると
熊本が好きです。と答えられるぐらいの気持ちになりました。

大嫌いだった熊本が大好きな場所に変わりました。

そんな私が好きになったのは、熊本で出会った『人』でした。

半年間、孤独で熊本での交流が少なかった自分。4月から元々していたゴミ拾いのボランティアの運営を始めたことがキッカケで、熊本で様々な人と出会うになりました。また、自分に『仲間』も出来ました。

今は、何か成し遂げるまで熊本は出たくないな、と思えるほどの気持ちになりました。この熊本という地でやりたいことが出てきました。そして、熊本で日々を過ごしたい人たちが出来ました。

地元の親友がこの前言ってました
『その地域での暮らしが有限であることを思いながら日々を過ごす』

まさに、私はこれだな、と思いました。
私の熊本での日々は有限です。いつ私が熊本を離れないといけなくなるかもわからないし、私が1年後どこで日々を過ごしているかも想像出来ません。

だから、熊本で過ごす日々を
熊本らしく暮らしていく。

『熊本らしく暮らす』は
私の地元でも都会でもない、熊本でしか過ごせない日々を過ごすことです。

熊本らしい土地に行ってみたり、熊本で面白いことをしている人と会ったり、熊本で地域感じる活動をしたり、、、

今の私は、『熊本らしく暮らす』が出来ている気がします。

今月は熊本でからいもが特産の町に芋掘りに行きます。来月は熊本で有名な季節イベントのお手伝いをします。そして相変わらず、今月も来月も熊本の様々な場所でゴミ拾いをする予定です。

熊本の都市の大きさはとてもちょうどいいと思います。大き過ぎず、小さ過ぎず。新しく知り合った人は、大抵知り合いの知り合いだったりするところも、熊本らしいなと思います。

熊本を好きになったきっかけの出会いをくれたゴミ拾いと、こんな私と熊本で出会ってくれて人たちに感謝です。


いつもありがとうございます。私が熊本にいる限り、何卒よろしくお願いいたします。😊

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