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寂しさと切なさと冷静さと

やっぱりか。
というのが、私の正直な感想である。

昨日、古谷徹氏がコナンの安室透役とワンピースのサボ役を降板することが発表された。
先日の不倫報道があっては致し方ないことだろう。

不倫が発覚した時に書いた記事はこちら↓

私はワンピース未履修なのでそちらについては分からないのだけど、コナンについては安室の女の端くれとして少し書いておきたい。
ここから先は、毎度のことながら私個人の意見でしかないので、あしからず。

声優の降板については、不祥事が起きるたびに同じ問題が起きるし、様々な意見が出るし、私も色々考えたりしてきたけど、今回については割と冷えた気持ちで捉えている。
それはやはり、安室透というキャラクターの特性によるところが大きい。

一応安室透について簡単に説明しておく。
安室は、コナンが居候している毛利小五郎に弟子入りしている探偵であり、毛利探偵事務所の下に入っている喫茶店ポアロでアルバイトをしているJKに大人気のイケメンお兄さんである。

しかしこの男、実はコナンが追っている「黒ずくめの組織」のメンバー、バーボンという。(名前こそ出てこないが、作中で存在が仄めかされたのはこちらが先だったはず)

と、思いきや、その本当の姿は公安警察の組織「ゼロ」に所属する警察官、降谷零なのだ。

……という、とんでもなく設定てんこ盛りなキャラクターだ。作中で彼は「トリプルフェイス」と呼ばれている。

色々な側面のあるキャラクターなわけだが、中でも私は降谷零が一番好きだ。同一人物と分かってはいるが、しかし私が好きなのは降谷零なのである。
(この理由は話せば長くなるので本記事では割愛。)

私が好きな降谷零は警察官。つまり、悪を取り締まる側の人間なのだ。
キャラクターと役者は切り離して考えられる方だと自負していたけれど、今回ばかりは流石に受け入れ難い。

これが、安室とバーボンのWフェイスであれば、降板についてもう少し悩む余地があったかもしれない。
しかし降谷が含まれるとなると話は別だ。
正義の存在である警察官は、流石にクリーンな人に演じてほしいし、そうでなければならないと思う。

降板は当然だし、自分としても然るべき措置だと受け止めているが、一方で、大好きだったキャラクターの一部が変わってしまうことに少なからず寂しさや悲しさもある。

『ゼロの執行人』でしっかりハマり、通常上映も応援上映も4DXも行って、結果的に映画館では計7回観た(ガチの室の女たちに比べれば少ない方だが、冷静に考えて同じ映画を7回は多いと思う)。その上で円盤も買った。
ついでに『ゼロの日常』もしっかり読んだし、もちろんそのアニメも全話見た。
さして得意でもないUFOキャッチャーに熱中してぬいも獲ったし、私にしては珍しくフィギュアまで買ってしまった。

筆者のハマりようがよく分かる本棚

これほど熱中できるキャラクターに出会えたのは久しぶりだったので、その声にも少なからず愛着がある。

一介のファンである私の感情以前に、安室透ならびに降谷零という名前は、古谷氏の名前と、古谷氏がガンダムで演じるキャラクター、アムロ・レイから来ているというのは有名な話。

そんな一面を持ったキャラクターに、声優交代という事態が起きてしまうなんてな……。


愛着があっただけに複雑な気持ちもあるが、やはり私としては「仕方がない」の一言に尽きる。

役者とキャラクターは別。
分かってはいるが、それでも、やっぱりキャラクターの一端を担うわけで。
四六時中ずっと善人でいろとは言わない。
でも、キャラクターと正面から向き合える人であってほしいと願わずにはいられない。

推しは推せる時に推しておけ。
また改めてこの言葉を噛み締めざるを得ない。

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