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「Redx(リデックス)」プロダクトデザインストーリー(前編)

こんにちは!Redx(リデックス)サービス、プロダクトデザイン&マーケティングチームの佐藤です。

私たちオープンリソース株式会社(以下:オープンリソース)の新しいサービス「Redx(リデックス)」を世の中に広げていくにあたり、サービスが生まれてきた背景や、これから先に実現したいことなどを、一つずつ発信していけたらいいなと思っています!

今日は設立30年弱のIT企業が、なぜ、自社サービスを立ち上げることになったのか、そのプロダクトデザインストーリー(サービス誕生までのプロセス)を2本の記事に分けて、お伝えしていきます。

私たちのサービスは、業界にどのようなイノベーションを生み出すのか

世界が大きく変化した新型コロナウイルスの蔓延

2020年、新型コロナウイルスによって、私たちの生活や働き方は大きく変化しました。通勤ラッシュが消え、オフィスの風景が変わり、リモートワークが新しい日常となりました。結果として、デジタル化の波は想像以上の速さで進展することに…

購買行動もリアルからネットへ、キャッシュレス決済が急激に普及していきました

その変化をいち早く察知した私たちオープンリソースは、2021年、小売業界に向けた、新たな挑戦をスタートさせました。業界の革新を目指したクラウドPOSシステムの新サービス「Redx(リデックス)サービス」を立ち上げたのです。目指すのは、単にお会計手続きを最適化するだけではなく、購買体験に関係するすべての人に新しい体験価値を提供すること。

この記事では、小売業界のこれまでの「課題」を、どのように解決し、「新しい体験価値」を提供するのか、これまでの課題に注目して書いていき、次の記事では、解決した先の未来についてお伝えしていきます!

オープンリソースが関わる小売業界はどんな業界なの?

私たちオープンリソースがサービスを提供している小売業界とは、どんな業界でしょうか。ひとまず、ChatGPTに聞いてみました。

小売業界を中学生にもわかる表現で、200文字以内で説明してください!

ChatGPTに質問してみました
あーっという間に、小売業界とはをわかり易く教えてくれました!ありがとうChatGPT!

小売業界とは、私たちが日常で利用するスーパー、コンビニ、百貨店などのお店が、商品を仕入れて消費者に販売するビジネスのことです。生産者から商品を購入し、それを私たちに提供することで利益を得ています。

この業界には、商品の仕入れ、販売、在庫管理、マーケティングなど、さまざまな仕事が含まれます。簡単に言うと、小売業界は、私たちが日常生活で使うお店と、そのお店を運営するためのすべての活動やビジネスを指します。

ChatGPTの回答

オープンリソースはシステム開発会社として、小売業界を中心に20年以上にわたり基幹システム、POSシステム等を受託開発してきました。

ユーザー企業の皆さまが、開発したシステムを使って、業務が効率化されたり、商品の管理ができたり、買い物顧客が便利でスムーズに商品を購入出来るように、開発技術を高め、お客様とコミュニケーションをとりながら、実績を積み重ねてきました。

長い期間、小売業界の方々に対してシステム開発をしていると、ユーザー企業の皆さまが共通して抱える課題に、直面する機会も数多くあります。

その中の一つが「ベンダーロックイン」です。

小売業界の企業を悩ませる課題「ベンダーロックイン」

「ベンダーロックイン」、聞きなれない言葉かもしれないですね。

ベンダーロックインとは、企業が特定のベンダー(製品やサービスの販売元)への依存状態になってしまう現象です。ベンダーが、個社ごとの要件に合わせてオリジナルのシステムを1から作ったり、自社製品以外のハードウェアの使用を制限することによって、ユーザー企業は他のサービスや製品を自由に選択しづらい、いわゆる「囲い込み状態(=ベンダーロックイン)」に陥ってしまいます。

ベンダーロックインとは?

小売業界のシステム開発の話ではないですが、以下のようなニュース記事も公開されています。

このベンダーロックイン状態が、ユーザー企業に取って不利な状態であることは、容易に想像がつくと思います。

使用するハードウェア(レジなどの端末機器)の選択や機能の追加・変更可否に至るまで、全てベンダー側に主導権を握られたり、改修時に巨額のコストがかかることなど、沢山の問題が生じます。

売上向上、利益の追求を日々求める中で、開発コストが上がることや、システム開発に時間がかかるのは、非常に悩ましい問題です。

かつては、特定のベンダーに全て任せた方が総合的に見て効率よくコストを抑えられていた時代もありました。ですが、凄まじいスピードでIT技術が進化する現代において、低コストで素早く、柔軟にシステム改修を行えることは、非常に重要な要素になってきています。

追加開発の連続で、システム改修に時間がかかり、業務が複雑になる

POSシステム導入は1年から3年かかることが一般的であり、システムの開発に多大な時間とコストがかかります。

加えて、追加機能を開発するために、オリジナルシステムをカスタマイズ開発し続けることで、ベンダーとの依存関係がますます強まるだけでなく、システムがどんどん複雑になってきます。

カスタマイズにカスタマイズを重ねると、システムも、オペレーションも複雑になっていきます…

業界の課題解決に向けて、提案したのが「標準化」という考え方

私たちの提案の基本思想は、「標準化・共通化」という考え方です。個社対応・個別対応は見た目上は親切に見えますが、実際にはコストの高騰や納期の長期化、品質のバラつきなど、多くの問題を引き起こす可能性があります。

そのため、Redx(リデックス)はビジネスにおいて発生する業務を標準的なフォーマットに統一。これにより、低コストで短納期、高品質なソリューションを安定的に提供するためのプロダクト開発を進めてきました。

導入ユーザーの最適なUXをデザインしていきます

Redxは、累計稼働POS台数6万台の実績があるフレームワークをベースに、これらをより標準的なシステムとしてブラッシュアップし、開発されました。

【後編のご案内】なぜ、Redx(リデックス)は標準化を実現し、低コスト・短納期のシステム導入が実現できるのか?

・Redxが採用しているシステムの基本的な構造とは何か?
・Redxは他のPOSシステムと何が違うのか?
・Redxはどのような考えでプロダクト・サービスを提供しているかのか?

後編では、Redxが実現したいことや、サービスを展開する上で大事にしたい考え方をお伝えしていきます!

今回の記事は、ここまでです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!感想、コメントもお待ちしております!


Redx(リデックス)サービス
プロダクトデザイン&マーケティングチーム

佐藤


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