見出し画像

アメコミ原作映像作品を勧めたい④

前作はこちらをご覧ください。

さて、今回は私が絶賛ハマり中の「アローバース」について書きます。

アローバースとはなにか?ひとことで言うと「ARROW-アロー-を中心としたDCドラマユニバース」です。そう、ドラマなんです。そのおすすめポイントが以下の3つ。

①「頻繁に行き来する各ドラマの登場キャラクター」

②「毎年行われるクロスオーバーイベント」

③「マルチバース」

です。アローバースとはどういうものなのか、詳しくは検索してみればより詳細にnoteに書いてくれている方やサイトもあるのでそちらを見ていただいた方がいいです。

このふたつの記事を読んでいただくとアローバースがどういうものかすぐに理解できると思います。

ここでは私がおすすめしたいポイントを中心に書きます。

①頻繁に行き来する各ドラマのキャラクター

アローバースには「ARROW」「FLASH」「SUPERGIRL」「LEGENDS OF TOMORROW」「BATWOMAN」「BLACK LIGHTNING」の6つのドラマがあります。それぞれの登場キャラクターは(結構頻繁に)それぞれのドラマに登場し、事件を解決したり、そのストーリーの重要キャラだったり…ゲストキャラ以上の働きをしたりします。そこがおもしろい。世界観が一緒であることがわかります。

②毎年行われるクロスオーバーイベント

これがほんとにすごい。アローバースでは毎年各作品1話ずつを使って多くの作品がクロスオーバーした一大巨編を放送するのですが、そのスケールがすごい。最初のクロスオーバーである2014年は「フラッシュvsアロー」「アローvsフラッシュ」のタイトル通り2大ヒーローのクロスオーバーだったが、今年2020年の「クライシス・オン・インフィニットアース」では5話+1の全6話、クロスオーバー作品はもともとアローバースだったドラマだけに止まらず、アローバースに属さないと言われていた他のDCドラマ、アローバース以前に制作されたドラマ、映画からもキャラが登場した、史上最大のクロスオーバーイベントでした。これがほんとにすごい。

ちなみに各年のクロスオーバーイベントは1本の映像作品となって日本で売っています。「最強ヒーロー外伝」というクソダサい副題が付いてますが。

そして本当にすごいのが次のことです。

③マルチバース

アローバースは以前からマルチバース理論を絡めた物語展開をしてきました。

※マルチバースとは?

「多元宇宙論」(マルチバース)とは、我々が住んでいるこの宇宙とは別の宇宙が複数存在すると提唱する理論のことです。パラレルワールド、並行宇宙ともいいます。特にフラッシュでは、タイムトラベルや歴史改変を頻繁にするので、時間軸が様々に分岐しており、理解するのは結構困難です。アローバースでは「アース○」と呼んでいます。我々が住んでいるのが「アース1」、アース1での正義の味方たちがみんな悪者になっているのが「アース2」、スーパーガールが住んでいるのが「アース38」…といった感じです。アース間の行き来は普通はできませんが、特殊な装置や能力を使って行き来します。

ちなみにマルチバースはアメコミ界では昔から使われている手法です。というのも、アメコミは同じキャラクターでも複数のストーリーやキャラや設定が存在し、それはどれも公式として扱われいるため。マーベルでは「スパイダーバース」という作品があるのをご存知でしょうか。様々な世界のスパイダーマンが一つの世界に集合し、共通の悪を倒すストーリー。これがまた面白かった。

で、先述の「クライシス・オン・インフィニットアース」のすごいところが、前回の記事で紹介したDCEUからフラッシュが登場していることなんです。映画のキャラがドラマに出るのは今までにない試みなんです!マーベルでもやってない!(アベンジャーズ/エンドゲームではドラマのキャラが映画に出ましたが)例えるなら映画版「電車男」の山田孝之とドラマ版「電車男」の伊藤淳史が同じ「電車男」として共演するといった具合です(例えが古い)これがほんとにすごい!

さらに!1990年に放送されたドラマ「超音速ヒーロー ザ・フラッシュ」のフラッシュも出演!フラッシュが3人も出てきたんですよ!?すごすぎる

日本で例えるなら…「ゲゲゲの鬼太郎」は1960年代、1970年代、1980年代、1990年代、2000年代、2010年代にそれぞれ6回アニメ化していますが、すべて独立した世界線です(60年代1期と70年代2期は繋がっているようですが)。どう考えても6期6人の鬼太郎が共演することはありえないですよね?それを可能にしたのがマルチバースなんです。夢があります。

それがアローバースの面白いところなんです。過去の作品や同時期の別作品をアローバースとして扱えば、別アースの話でした、共演します!なんてことができちゃう。すごい。

アローバースはほんとにおすすめしたいのですが、アローはシーズン8完結、フラッシュがシーズン6、スーパーガールとレジェンドオブトゥモローがシーズン5、バットウーマンがシーズン1、ブラックライトニングがシーズン2まで放送しており、それぞれ1シーズンにつき20話越え約48分、とんでもない時間が必要になります。

ハードルが高いとはいえ、ぜひ見て欲しいです。入りやすいのはフラッシュでしょうか。コメディ強め、家族愛などがテーマです。ちなみにアローは暗く、重い展開。スーパーガールは上司との関係、仕事、恋愛、姉妹愛などなど。レジェンドはアローとフラッシュのスピンオフかつタイムトラベルものなのでやりたい放題でめちゃくちゃおもしろいです。ただ、登場人物がアローとフラッシュの脇役なので、最初レジェンドから見るのはおすすめできないです。

アローバース入門編という動画を出しているコウスケアメコミチャンネルさんの動画も参考にしてみてください。YouTube界では唯一アローバースの動画を投稿してくれている貴重な方です笑

私個人的に見る順番は、アメリカの放送順が一番わかりやすいと思います。

見る順番については、始条明さんという方が示してくれていますので、そちらをご参考ください。私はこの順番で見ています。

みなさまぜひご覧ください。周りにアローバースの話できる人がおらずなかなか寂しい状況なのでぜひともアローバース人口を増やしたい!よろしくお願いします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?