Hollow knight 内の釘の突きに関する考察

 最近、Hollow knight にドはまりし、現在第五神殿の攻略でひーひー言って楽しんでいる。このHollow knight はソウルシリーズの影響から考察を誘うストーリーが展開されており、(第五神殿で灰色の王子前後で苦戦しまくって、辛くなってきたので)自分も僅かながらプレイして得た考察を書いてみようかと思った。
 本来はHollow knight 内の武器モーションからハロウネストの武器の文化について考察しようかと思ったが、(各敵のモーション全てを撮影する事と、クィレルさんのモーションを取る事が面倒だったので)今回はホーネットの釘捌きとそれに類似するムシから考察してみようと考えた。


 王ウィルムと獣者ヘラーとの間に生まれたホーネット。小さき身体で釘を振るうが、この釘捌きは純粋なる器(ホロウナイト)と非常に似通っている事に気づくだろう。
 特にカウンターの動作は完全に同じと言えるだろう。

カウンター

それ以外にも、二人は突きを主体とした釘捌きを見せている。

画像3

下突き

釘を体に前に置きながらの突進や、相手の頭を取って急降下しながら突き刺すような動作があり、二人の関係性が伺える動きとなっている。

 この二人は王国の元に生まれ、王ウィルムの下で生まれ、育てられた二人であるから、師匠となった人物が同一である等の考察が出来る。だが、この二人以外に釘の振い方が似ており、且つ王ウィルムの下で育った経験を持たない存在がいる。それがカマキリの王である。

 カマキリの一族は王国と停戦協定を結び、獣が暗闇の巣から出ない様に監視をする役目を担った一族である。その一族の王たるカマキリの王は部下のセイネンカマキリ、マスラオカマキリと異なり、釘を振るって放浪者と戦う。そして、その時の動きは王国生まれの二人と非常に似通っている。

下突き2

画像6

特にホロウナイトとカマキリの王の動きは非常に似ている。(恐らく、ホーネットは体格が小さいために二者とやや異なる様に見えるのだと思われる。)

 これらの事から、カマキリの王は王国の何者かから釘の扱いについて学んだのではないかと考えられる。また、そのものとホーネットとホロウナイトは同じ師を持つ、若しくは教えたのが彼らだったのではないかと考えられる。
 カマキリの王から学んだ可能性もあるが、狩猟者の書 イクサムシの項目の「何世代にもわたって贅沢を続けた結果、こうしたムシたちは爪と装甲と毒性を失った。よって自らの身を守るために、石や鉱石や殻で作った武器を身につけているのだ。」と言う記述より、武器は文明を発達させた王国側の発明であると考えられ、カマキリ族が教えたとは考えづらいと考察する。

まとめ

 放浪者である偉大なる釘の聖者スライは斬撃を主とした釘の技術を伝えたが、一方で王国には突きを主とした釘の技術を伝授する者が存在していたのではないか。主人公たる放浪者の知らない、釘の体系が存在していたのではないかと推測できる。
 シルクソングではホーネットが主役になるとの事から、もしかしたら王国の釘事情がもっと見えてくるかもしれない。

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