Sugarpractice、日々の写真と徒然_色温度で遊んだ週

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こんにちは、Redsugarです。

2019年10月からtwitter上で行っているsugarpractice、週一でまとめている今回は1月3週目です。何ともない1月の3週目、時間がない中で午前中に帰ってくる登山をしてみたり、風景を極めるを読みながらカメラの色温度機能をいろいろといじくっていた1週間でした。

カメラの機能を使いこなして写真を撮影する、それすなわち撮った時点で現像も終わるに一番近い道のり。というところを見てみたり、それでは早速行ってみましょう。

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週初めの日曜日は塔ノ岳に登ってきました、カメラを持たずに戸は言いたかったんだけどカメラはザックの中に2台ともしまって。システマティック三脚をつけて約20キロくらいの重量を背負って朝の3時にスタート。結果は塔ノ岳に着いたのが午前6時45分、日の出とほぼ同時でした。

久々の日の出を目指したナイトハイクだったのですが、平地と違って山の朝焼けって一番きれいな時間帯は日の出の1時間前~15分前くらいかなと思います。それ以降は空が明るくなりすぎるしコントラストも激しくて好きじゃない。

この日はピンク色の奇麗な空を花立山荘付近から眺めて山頂を歩きました、カメラを持たずに歩くっていいです、撮るべき瞬間、きれいだなと思う瞬間は細かく違ったりするもんだなって思って歩けました。

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塔ノ岳は登って山頂でちょろっと写真を撮影してただ降りるだけ、それでも合計で7時間くらいは山にいたのだから驚きです。あとやっぱり山頂は寒いです、1,400m付近でも手が痛くなるくらい。

この塔ノ岳で色温度で遊ぶ練習が功を奏し、その場でRAW現像画面→色温度で大体検討つけた色を試す→決定→再度その設定で撮影という感じのワークフローを回すことができました。まだ精度が低いからもっと練習しないといけません。

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翌日は在宅ワーク、夕方に気分転換に見沼田んぼへ。朝焼けの時間帯に歩ければいいのですが、夜更かしするんでそうもいかないんですよね。

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日が傾く夕方や朝方のシーンは色温度で遊べる絶好のタイミングです、基本的に朝はチャンスが少なく難しいですが、今の時期なら6時に起きて練習に向かえば1時間ほど練習の時間があります。

山岳写真でも日が傾いてる時間は勝負の時間なので、常日頃からこのタイミングでのカメラの操作や絵作りは練習したい。

色温度をKで設定しているのですが、手っ取り早く蛍光灯7とかで紫を出したり、色味のパラメーターの調整してみたり。これは蛍光灯7

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これは晴天日陰で調整をしたもの。RAW現像画面で複数の色味を確認した後にそれでもう一回撮り直します。

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ニコンの場合蛍光灯の設定を夕日のタイミングでは試したりします、夕日は30分ほど撮影のチャンスがあるので練習にはちょうどいいです。逆に朝焼けは15分ほどで撮影のタイミングが終わるので難しい。

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空をとにかく紫色にしたりして、カメラの機能で色を付けて遊んでいました。

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翌日も夕方のタイミングで練習に、あまり時間が撮れない中で同じように色温度を暖色系にしつつ、ニュートラルのピクチャーコントロールを利用しつつ、フレアを画面内に入れるなどの練習をしました。

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背景を3層くらいに整理しつつ、被写体は極力前後しっかり写す被写界深度を探すのはとても勉強になります。構図を極めるなどに出てくるクローズアップ写真はいざ自分でやるととんでもなく勉強になる。

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家にいる時は70-200で練習することが多いです。

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Kを6000~7000付近で使用し、蛍光灯設定を使わない練習。かつハイライトを飛ばさないようにしつつ暗部をどう出すか、つまりアクティブDライティングの設定の練習していました。

アクティブDライティングはちょっと難しいですよね、ピクチャーコントロールをニュートラルにして、明るさのパラメーターと一緒にいじります。アクティブDライティングが有効な状態で明るさをいじると効果が倍加されたりするような気がするんだけど気のせい?

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通常出勤に戻った後はこれだという練習項目を考えていなかったので、とりあえず28㎜側で前景に近寄る練習。

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画面内に前後を作るためにはとにかく前景に寄るのが大事なのかな?

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奥行き感を考えて出勤をしました。

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ヘルツさんというとても写真が上手な方がいまして、その方がGR365というので良くGRの設定を限界まで使い切るような作例を出しています。それを見て僕も夜にD7200の設定を頑張るとどうなるのかなと思い白熱灯WBや蛍光灯1や2を利用して練習をし始めました。

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白熱灯設定とニュートラル、フラットは相性が良いようです。フラットを利用してシャドウを浮かせればフェード効果みたいのが出るみたい。映画っぽい絵作りでシャドウを灰色っぽく扱うのも多分撮って出しでできるんでしょう。

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色味のパラメーターを赤に振って絵をコントロールする練習、これは今実験中、WBを赤にしてピクチャーコントロールの色味も+に寄せる。空の色を緑がかった水色にしない練習ですね。

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ピクチャーコントロールスタンダードと併用するとライトルームで現像したような感じというか、ポジっぽいというか、そういう絵になるのかな?

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昼に練習したことを夜の時間帯でもやってみる。

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土曜日は天気が悪くて練習どころではないような1日でした。雨の中子供を車に乗せて背景を整理する練習をとりあえずやる。背景は1色にするんじゃなくてノイズが減ればいいやという考え方でやってます。

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WBを晴天日陰や7000Kくらいまで傾けて色を作って練習。

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クローズアップ写真を撮るには絞りをやはり16~22にしないといけません、そのうえで背景をぼかすためには被写体と背景の距離が離れてないといけない。普段意識しなかった、3層の現実における距離を考え始めると絵が予測できるようになるというか……、それができると撮れるなって思う瞬間とここはどうでもいいっていう場所が見ただけで分かるようになるんでしょうね。

被写体を見て「いいな」でカメラを向ける前に背景と前景を確認して、いいものが写る状況かどうかを判断していきたいところ。

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練習では被写体がないなと思い困った顔で見沼田んぼの中を車で移動、でもこういうときって大体頑張れば何か見つかるもんだなという教訓もあった日でした。

というわけで色温度や色味、クローズアップ写真で被写界深度を考えた1週間でした。

登山ブログを書いたり、山で写真を撮っています、登山写真で気が付いた技術をひたすらつぶやきます。