Sugarpractice、日々の写真と徒然2020_01_13

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こんにちは、Redsugarです。

2019年10月からtwitter上で行っているsugarpractice、週一でまとめている今回は1月2週目です。正月帰省から帰り会社が始まった1月2週目、年末年始の予定が子供の風邪などで大きくずれてしまったため、予定していた山行がすべてキャンセルになった悲しい週でした。

仕事が始まっても日々の練習は続きます、今週は引き続き構図を極めるに基づいて背景を整理し続けた週でしたが、後半遂に心が限界を迎え、逃げ出しました。


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背景を整理するということでクローズアップ撮影のようなことを最初し始める、何点かやるうちに絞りが浅いことに気が付くのは週前半。背景を整理するうえで、被写体全体が鮮明であるという前提条件を自分が達成できていないということに気が付いたのだ。

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被写界深度が浅いことに気が付いたのはこの写真、嫌どうしようもないと思うんだけども画面手前側に伸びている葉っぱのボケが気になった時にf値を見てみると背景をぼかすためにやや開放気味にしていた。背景をシンプルにするためにぼかすというのは被写体が鮮明であるという前提条件付きで、そもそも背景をシンプルにっていうのは状況の観察と自分の立ち位置をちゃんと考えて、被写体の後ろにシンプルな背景が来るように考えようというものだったんだなと落ち着く。

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被写体にググっと寄って、背景がシンプルになる位置を探していました。それはそうとこの一枚鉄パイプの周りが黒くなっている、実際はこんな風にならない、調べてみたら明瞭度の設定を+したからっぽい。LRで明瞭度とか霞の除去を上げるとハロが出るのと同じ原理っぽい、今後は注意ですね。

ハロって目には見えてないけどセンサーというかデジタル処理で出るものって思ってて、それが写ってる写真ってどうなの?って思ってる。あれデジタル写真じゃないと出ないよね……?

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背景をシンプルにっていうので一色の中にコントラストがあってテクスチャ的になってもいいんじゃない?要はノイズを減らすんでしょ?っていうことで昼休みに会社の中庭を歩く。

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背景側に緑の彩度の違いや輝度の違いがあると目が引っ張られるけど、それがなければ何とかなりそう。

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これはごちゃごちゃしているから無理やりぼかしたり、近所の公園でカメラを持っていると怪しい人にしか見られることがない。

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夕日のタイミングでビルの上から撮影してみると、明瞭度の関係で太陽の周辺が黒くなってしまった、遠景の輪郭部分も白い。基本的に明暗のコントラストが激しい状況では明瞭度をいじるのはやめたほうがいいなと思った。ちなみにコントラストのパラメーターはあんまり悪さはしない。

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f22にして背景をぼかすということをそのあと始める、するとクローズアップ写真としてみたことあるようなのが何枚か撮れ始める、まさかと思って風景を極めるのクローズアップ写真の項目を見ると確かに似たような設定が多かった。花を撮るときはマクロじゃなくて70-200とか300㎜の望遠で絞って撮ってるのは被写体のピント面のコントロールと背景の分離だったんですね。

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f22で練習を進めると、被写体間の距離が近いと背景がぼけなくて苦労することになる、それと同時に色の違いが背景に層を作るよなっていうのに気が付くことができた、これは画面上深緑、黒、緑、灰色って4段。構図を極めるか何かに出てきたフィボナッチの応用ってこれと同じ奴だよね、画面内に色面とかいろいろ重ねて奥行きをつける。

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植物のクローズアップ写真を撮り続ける、仕事してると10時間とか働くわけで、30歳を超えると体調は悪くなる、なので20代の時みたいに常に全力みたいには動けないのが困る、特にデザイナーで0→1の仕事が多いので栄養も使うし、そうなると疲れて写真なんてとりたくなくなることがある、そんなときに縛りは便利だ、何も考えなくても良くなる。

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在宅勤務の日は働きすぎて危険だ、見沼田んぼに写真を撮りに行く時間を見誤って、ろくな練習が出来ずに帰ってきた。

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とにかくひたすらf22に絞って花とか枯葉を撮影していた、気持ち縦構図が多めなのは縦は簡単だからかもしれない。

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見沼田んぼに70-200だけをもって出かけたときに、遠くを眺めながらギャレンローウェルの写真集を思い出して、みんなが良くやる超広角で手前の花から奥の遠景まで写す構図を意識して画面を組んだ、3層の作りがないと強力な圧縮がかかるから視線を無理やり動かす感じになる。

山の強い人にその話をしたときに「視線を強く動かすと心地よくないから控えるように」といわれたのを思いだす、確かに前景から無理やり奥に持っていくのって目触りは良くないよね。

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僕はアイキャッチが自然と主題に落ちたり、本人が見ていたであろう景色に落ちるのが好き、つまり最初の視点の落としどころをコントロールするために前景があるっていう考え方。

これもボケた前景があるから写真を見たときに無意識に木かビルに最初に視点が落ちるはず、視線を誘導するっていうのは画面内で視線を動かさせるんじゃなくて、見なければいけない位置を誘導して意図通りのところに着地させてあげるっていうことなのかなとも思う、両方あるとは思うんだけど。

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クローズアップ写真が嫌になって、木曜日や金曜日は床から奥にググーンと伸びる構図ばかりを撮影した、反動である。

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広角で前景に線を入れるっていうので、こんな感じにやってみた。奥行き感出たんじゃないだろうか?

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人が入ると大きさの恒常性が働いて安易に奥行き感が出るから楽だなと思う。

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人がいないと前景にすごく視線をとどめる力があるんだけど、人がいるとそうでもない。

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お気に入りはこれ、前景に斜線が入って公園へと向かうんだけど、遠景には新幹線が走っているんだな。新幹線を待つためにお昼休みを結構長くとってしまった。

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出勤日の最後にもなれば疲れもたまって、ほぼ思うがままに撮影をした。天気がいい日は影を撮る。

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これは偶然。

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駅の構内でも色々取れるんだけど、人にカメラを向けるのがそもそも好きじゃないからあんまりとれなくて困る。どうしても人を撮るのは苦手だ。

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影を見るのにも、広角気味なら線を意識して奥行き感をどうやったら出せるかなということを考えた日だった。

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そしてやってきた土日、クローズアップ写真から解放されて自由な気持ちになった。家事に掃除に子守全部やらなきゃいけなくて死にそうだったけど。何とか夕暮れに繰り出した田んぼはとてもきれい。

この一枚でようやく明瞭度を-に設定することを覚えました。

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夕暮れは子供たちが帰るっていうか、また明日、お別れだねっていう寂しさがある時間だよね。

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埼玉のど真ん中でも色々と写真は撮れるみたいです。

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望遠を使うときは背景の色の数を数えたり、これは結局4かな?

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最後高速道路の近くまで来たら、きれいに空が焼けていた、こういうときは色温度を変えて遊ぼうと思いついて、K設定から蛍光灯モードを久々に試して遊んだ。

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ニコンは蛍光灯が7つくらい登録されているんだけど、どれも手軽に面白い色味が見れてとてもおすすめ、個人的には紫に仕上げるのが今は好きなので、それで遊んでいた。

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見たまんまっぽくしようと思うと、明暗の差が結構激しくて、アクティブDライティングとピクチャーコントロールの明るさの項目をRAW現像画面で見つめていた。

アクティブDライティングは明瞭のときと同じようなことも起こりやすいので極力控えめに使うような感じかなと思う。

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高速道路に日が当たるだけでも随分とエモい、晴れた日に毎日ここに来るっていうのも大変だから、やるかはわかんないけど。

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最後は夕日、大気のレンズ効果でずいぶんと大きな真ん丸だった。

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こちらも沈む姿を見つめながら色温度を白色蛍光灯にして遊ぶ。

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背景を整理することか、影を撮って、遠近法的な構図を試して、最後は色温度のパラメーターを遊んだ1週間でした。

おしまい。












登山ブログを書いたり、山で写真を撮っています、登山写真で気が付いた技術をひたすらつぶやきます。