見出し画像

朝焼けほっぺ

つまらないことでいつも不安にさせてしまっていたんだろう

「分かってるから余計にたちが悪い」 そう言って君はまたふくれてる

わざとじゃないんだけど なかなかうまく進まない

僕なりのプラン このままじゃ多分 君に愛想尽かされちゃうかなぁ

どんなに運命的な出会いだって どんなにかっこつけてみせたって

これからも続くこの道は 君とじゃなきゃ意味がないのさ

その頬を伝う君の寂しさを拭えもしないで

並べただけの言葉じゃ いつだって空廻るばかりさ

白々と空を染めてゆく 朝日が僕の胸の奥に

いつしか生まれていた思いを そっと照らし出すよ


肝心なとこでいつも決め手を欠いてしまっていたんだろう

建前や理屈なんかにこだわったって 結局何もつかめやしなかった

どんなに強い向かい風だって どんなに長く深い夜だって

どこまでも続くこの道を 君と信じて踏み出すのさ

その頬に触れる僕の寂しさも包んでくれた

君の笑顔にほら 弾けて煌めく光の粒

それぞれの空も染めてゆく 朝日は同じ色をして

重ねた願いを一つずつ 叶え始めてゆくよ


君の目に 僕の目に 映るやわらかな時間を これから ひとつにしてゆこう


その頬を撫でる光を僕なりの決意に纏って

遠回りしたからこそ たどり着いたこの答

今度こそ伝えよう 君が振り向く前に深呼吸

そこにはもうひとかけらの迷いさえないんだよ

新しい光の中へ 君を連れてゆくよ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?