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月風

もっとそばにおいでよ 君の胸に残るような そんな言葉見つからないけれど

 そっと想いを乗せた風は 君より先にあの月へと届いて

今 僕らを揺らしている


駆け足の季節に振り回されて 置いてかれるのにも慣れた頃

大切なものはここにもあること 忘れてしまわないように

「そっと照らす月のように いつか誰かの道標に 誰もがなれること」

「そっと歌う風のように 心の奥へ伝えるのは そんなに難しくはないこと」 

 うまく眠れなくなったのは 大人になってしまったからかなぁ

探しているものはどこにもないこと 信じてしまいそうになる

それでもちょっと強がってみたりして 何となくにじんでゆく夜空見上げては

 いつものように笑って見せたこと 君には見透かされていても


月の影と 次の風を 探しながら 思い出していた


「そっと照らす月のように いつか誰かの道標に 誰もがなれること」

「そっと歌う風のように 心の奥へ伝えるのは そんなに難しくはないこと」  

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