下手な働き方

 どうも、ブブブです。今回は、社会人経験4年8ヶ月のあっさーい私が、思うところのあることについて書きます。
 ちなみに、私の言う下手な働き方とは、"仕事ができる・できない"ではありません。

背景

 私は今年4月から社内で「中堅」扱いになり、「若手」のメンター(雑にいうと、相談を受け、それに応える役割)になりました。この約8ヶ月間で思ったことが今回のネタです。

 少し具体的に言うと、自分とは違うチーム(班)の若手社員複数と個別に月に1回、面談するというものです。メンター制度の是非など言うと、それで一つの記事がかけそうなので、割愛。

過去の自分

 私がメンター制で指導を受ける若手だったころ、相談内容は仕事に関わることオンリーでした。
 他社は知りませんが、弊社では「仕事以外の話は不毛だからすんな」と推奨しています。それに個人の悩みを身内とはいえ、ビジネスの関係者にするのは無意味だと私自身も思ってます(私も中堅社員として、40代の先輩からメンター制で指導を受ける立場ですが、仕事の話しかしません。今現在、新しいことを覚える必要もなくなりつつあり、ほぼ雑談なので形骸化しています)。

後輩に思うこと

 現在、4名の若手のメンターとして相談を受ける立場になったのですが、そのうち3名からの内容が揃いも揃って"個人的(プライベート)なお悩み"で溢れかえっています。「いや、ふざけんなや」というのが本音です。
 友人関係、恋愛関係、家族関係、借金しまくった、etc. 大概にsayよ。
 大学に入れて卒業した人間なら、少なからず人生に選択肢があったはずです(奨学金とか、自分で学費まかなって苦学したとかはしらんけど)。

 よほど家庭内が荒れていたとか、いじめを受けてきたとか、超絶貧困でもない"温室"でリベラルに生きてきた人間なら、「他人に相談したところで、自ずと自分の行きたい方向に行くし、やりたいことをやる」というのを自覚してるはずです。その願望が叶わず、駄々こねても無駄というのもわかってるはずです。

 相談って、ほぼ愚痴じゃないでしょうか?

仕事の話をしてくれない理由に対する推測

 「ブブブに相談しても無駄じゃね?」という勘のいいガキなら憤慨します。証言を得たら、「すまん、メンターに向いてないからこの役割外してくれ」と会社に要望します。

 「よく知らん先輩に、仕事の話、しにくい」というなら、制度の本末転倒です。会社にメンター制の廃止を要求します。

唯一、仕事の相談をしてくる後輩A

 本題が遅れました。唯一、仕事の相談を投げかけてくる後輩Aについて書きたいと思います。率直に言うと、私はこのAに対して「下手な働き方しとるね」と思っており、本記事作成のきっかけにもなりました。

 我々がやってる仕事(職種)をぼやかして言うと、"現金ではない資産をなるべく安く仕入れて、可能な限り高く売る"営業職です。

 Aは新卒時代から現在にいたるまで、成果が皆無と言っていい状態です。Aの属するチームのマネージャーからの話、Aについてのプロファイリングシートからも、残念ながら事実のようです。

 それを誰よりもわかっているのがAでしょう。Aからの相談は非常にナーバスで、"重い"です。

「結果が出ません」「申し訳なくて辞めたいですが、生きていくためにも辞めるわけにいきません」「なにからすればいいのかすら、わかりません」ETC...................................

about A

 上述のように、Aのキャリアは鳴かず飛ばずです。しかし私は、Aに関する証言や書類において、営業成績以前に深刻な問題があるように思いました(というかみんな言ってる)。

 問題点のうち、闇の深い順に箇条書きします
 ・遅刻が多い(本部、リモート、客先、もう全部や!)
 ・トラブルを放置する(手遅れになってから人任せ)
 ・勤務時間中に寝てることが多々ある(その上、言い訳が嘘くさすぎる)
 ・報告をしない(進捗不明は上司、顧客を不安にさせる)
 ・相談が雑(何を解決したいのか言語化できない、焦燥感しか伝わってこない)
 
 まとめ:責任感が皆無で、考えることすら放棄している。またこのせい          で、他社員からの風当たりも強く、A自身、ふさぎ込んでしまう。AとAに関わる人の間には、お互いに負の影響しか生じない。

Aへの所感

 まず、会社には規則というものがあります。「○時から✕時まで働く」というのが一番わかりやすいでしょう。私自身、入社時に署名した誓約書だったか契約書だったか、もう細かい内容は覚えてませんが、時間にまつわることは基本中の基本です。
 会社に在籍しているということは、他人の家に居候させてもらってるのと同じことです。
 会社(家)にはルールがあり、そこに身を置くならそのルールを順守するのが当然です。”仕事のできる・できない”以前の話です。
 他人の定めたルールに従えない人間は、自分がルールを作る側、もっと言えば起業するか、個人事業主(私がリアルで関わったことのある個人事業主や経営者は、会社員よりしんどそうな人が多いですが)になったらいいんじゃないかと思います。
 世の中には他人に厳しい進捗管理をされることもなく、仕事をして生活している人もいます。本気で考えればどうにかなるでしょう。「無理です」は通用しません。
 無責任ですが、心の中ではAに対し、「派遣バイトで生活に最低限必要な分だけ仕事するスタイルがいいんじゃないの。私も学生時代はそうしてたよ」と思ってます。
 

他人の家でも快便しましょう

 前項ではチクチクした言い方をしましたが、私が「まっとうな会社員」かといえば、そんなことはありません。

 新人時代、営業が上手くいかなかったときは、「ハァ、今日もダメだったわ。ん? 帰社予定まで、まだ随分と時間がありますわね。ヨーシ!(満喫にイン)」なんてことがよくありました。

 仕事がうまくいかなくて思い詰める必要はありません。労働者は所詮、駒です。「コイツがいなきゃ会社は終わっちまう!」なんて言われる人材は、一部の零細企業ぐらいじゃないでしょうか。自分は所詮、利用されてる分際なのだからと割り切って、ガス抜きしてもいいんです。会社のトイレでも盛大に快便してやればいいんです。

 コロナのおかげ、というと悪い言い方ですが、ほぼリモートになってから、私は朝会と顧客からの電話・メールぐらいしか稼働してません。これは、お客さんに恵まれたのと、辞めた先輩の遺産(顧客)を引き継いだおかげで、ほぼルーチンワークで新規ルートの開拓不要という幸運が重なっただけで、私の実力は皆無の成果です。
 Aに「運が9割!」と言っても納得してくれませんが、事実です。
 おそらく、AはAの描く自分(バリバリに優秀で周囲の評価も高いヒーロー)と、全く結果の出ない自分との剥離に悩んでいるんじゃないかと思います。

Aへの回答

 月に1度とはいえ、半年以上も抑うつ状態に近いAと接していると、いい加減に「なるべく温和で正直な回答」をせざるを得ませんでした。もう「時間ぐらい守らんか~?」とだけ言い続けるのも酷だと思えてきたのです。
 それが11月の半ばぐらいです。
 以下、Aと私のやりとりです(当然ながら、多少改変アリ)

私「最近の具合はどうよ~?」
A「相変わらずです。しかも寝れなくなって…。(蒼白した顔)」
私「顔色が悪い!(憤激)一回、病院に行ってもいいんじゃないか?」
A「正直、思いました。診断書をもらって、休職しようかって…。」
私「いいね! リフレッシュは大事だからね」
A「でも、ほぼ休んでるような自分が、そんなことするのは…。」
私「もし医者が休めというなら、休むことに文句をつける奴の方がおかしい」
A「それでも…」
私「何回も言ってるけど、もう寝坊はやめよう。あまりに続くとクビかもよ」
A「…」
私「会社は簡単にクビにはできないよ。適度にサボれ!ただし寝るな!いつでも電話とteams(office365の一つ。discordみたいなモン)の通知に気づくようにしとけ!」
A「なんでサボれなんて言うんですか?それはおかしいでしょ!(迫真)」
私「う~ん(悶絶)」

~以後、私がふさぎ込む~

 Aと腹を割って話すには、まだまだ私からのアプローチが必要なようです。人間関係とは難しいですね。

結論:良い子のフリして悩むぐらいなら、クビにならない程度の悪童であれ!

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