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リレー小説を書きました。

clubhouseのお仲間どうしで、リレー小説にチャレンジ。「鬼」というお題で、まずはトップバッターは、にのまえあきさん。

この続きを、私レッドプリンが書かせていただきました。

『アイツの野望』 

うん?お前どうしたの?

いや、なんでもないよ。

あのさ、実は俺、チラッとだけどみちゃったんだよね。お前、腕に入れ墨してない?

アイツはハッとした顔をした。

何でそんなことしたの?

これは入れ墨じゃないんだ。

袖口を押さえながら、あいつはゆっくり語り出した。

俺は鬼になりたかったんだ。鬼なって俺をいじめてきて奴らに復讐したかったんだ。
俺は毎日、鬼になりたいと念じた。そして、ここに鬼の証しが現れたんだ。

話し終えると、アイツはゆっくりと袖を捲り上げ、俺はそれをじいっと見つめていた。ドキドキと俺の鼓動が鳴る。袖を捲り、剥き出しになった腕を、彼は俺の前ににゅうっと突き出した。そこには「鬼」と書いた赤い文字が書いてある。

え?これが鬼の証しなの?めっちゃ下手くそな字じゃね?

俺は拍子抜けして爆笑した。するとアイツは

おい!バカにすんなよ。これ以外にも証しはあるんだ。

そう言うと、今度はニットキャップを被った頭を俺の胸の前に突き出した。「触ってみろ」 俺は言われるがままにアイツの頭を触ってみた。すると何かゴツゴツした感触が。

あ!角‥

俺は怖くなって手を離そうとしたが、アイツが物凄い力で抑えられて、離すことが出来ない。そしてアイツは、

俺の野望がいよいよ現実になるときが来たんだよ。お前、見届けてくれるよな?

そう言って、ニヤリと笑った。

そして、きになる続きはこちら⬇️

https://note.com/fukagawa/n/n6c661b620dbf











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