見出し画像

「ねぇ…わたしのどこが好き?」

 ヒヤッとしている場合ではないです。「ねぇ…わたしのどこが好き?」の質問は「私があなたを選んだ理由」を考える上で、大きなヒントを与えてくれます。

 (「正しい答え方」(男性向け)や「テクニック」(女性向け)よりも、聞いた人が何を知りたいか、どういう経緯でこの質問をしたのか確認する方が大事よね

画像1

本気で「ねぇ…わたしのどこが好き?」を分解する 

 「ねぇ…わたしのどこが好き?」を聞く人は、この質問が自分の知りたいことを知れる近道だと考えていると思います。

 「好き」はポジティブな気持ちです。この質問には前提として「あなたは私を好き」「あなたは私を選んだ」があります。しかし、現在「わたし」は「あなた」の気持ちに対して「(私を)なんで好きか」「(私の)どこが好きか」わからない不安、知りたい気持ちがあります。

この質問をとおして
 「わたし」はきちんと、
 あなたが「本気」か「遊び」か見極めて
 (=不安を取り除いて)、
  ” 納得して ” ふたりの関係を構築していきたい
 と望んでいる
のです!

 人気の学校は、ある意味「モテモテ(倍率高い)」状態です。初対面で「お付き合い(入学希望)」を申し込んできた人(志願者)の中から何人(定員数)か選ばないといけません。

 できれば、遊びじゃなく本気で、「わたし(学校)」とお付き合い(在学)しようとしてくれる人(志願者)がいいです、よね? 適当に手近な人(学校)で済ませようとしたんじゃなくて、「わたし(学校)」を深く理解した上で、「わたし(学校)が良い」「わたし(学校)じゃなきゃダメ」と言ってもらいたい、ですよね?

 そんなちょっと面倒な「学校ちゃん」が「わたしもあなたのこと、好き♡」となる道を探りましょう。

「どこ?」から始めて「なんで?」に向かおう

 人間「なんで?(Why?)」に真面目にスパッと答えるのは難しいです。だから最初は「どこ(Which part)?」から始めるのがおすすめ

 でも「正しい答え方」が検索結果のトップに来るぐらい、NGな答え(がっかりされたり、呆れられたり、怒られたり)もあるというのは事実でしょう。

 あなたの〈本気〉を伝えるためにも、まずは「ねぇ…わたし(学校)のどこが好き?」のガッカリバージョンを具体的に考えてみます。

 ❎ 【 一等地に住んでる 】

 君の好きなところは「緑豊か・駅から近いとこ」!

 「え、住所!? そこ重要? 物件か!」

 言われてうれしい? (うれしくない) 終了ー。

 ❎ 【 近所に住んでる 】

 君の好きなところは「家から近いとこ」!

 「近所なら誰でもいいんか!?」

 しかも幼馴染とかではない。言われてうれしい? (うれしくない) 終了ー。 

 ❎ 【 安上がりなとこ 】

 君の好きなところは「学費が安いとこ」!

 「どうせ安いヤツと思ってるんでしょ!?」

 お金大事だけど、言われてうれしい? (うれしくない) 終了ー。 

 ❎ 【 最新の高価な装飾品を身に付けてる 】

 君の好きなところは「最新の設備が整っているとこ」!

 「わたしの外側しか見てないの!?」

 言われてうれしい? (うれしくない) 終了ー。 

 ❎ 【 君の妹さん(お姉さん)が優しい 】

 君の好きなところは「在学生が優しい・素敵なとこ」(ちょっと違うけど)!

 「え、わ・た・しじゃなくて!?」

 先輩が優しくて素敵、だから、どうした?って話。終了ー。 

 ❎ 【 頭がいい 】

 君の好きなところは「偏差値が高いとこ」!

 「同じ偏差値の人にすれば!?」

 言われてうれしい? (うれしくない)。終了ー。 

 ❎ 【 有名 】

 君の好きなところは「みんなが知っているとこ」!

 「え!? 学歴、学歴が欲しいだけ!?」

 言われてうれしい? (うれしくない)。終了ー。 

 ❎ 【 将来有望 】

 君の好きなところは「就職実績がいいとこ」!

 「入る前から出口かよ! それに君の将来は保障してないじゃん!!」

 大事だけど、そこが本質じゃない。終了ー。 

 ❎ 【 あの人より… 】

 君の好きなところは「別の学校より〇〇が優れてるとこ」!

 「その比較、いる!?」

 本人に伝えちゃったら、結構不愉快では? 終了ー。 

 ❎ 【 全部! 】

 君の好きなところは「とにかく全部!」!

 「ならその全部、あげてみ!?」

 何も答えてないのと同じ。終了ー。 

 ❎ 【 みんなはココを褒めてるよ 】

 君の好きなところは「先生や先輩が褒めてたとこ」!

 「いやいや、わたしは ” あなた ” に聞いてんの!」

 他人の評価が自分にとっても当てはまるかはわからない。終了ー。 

何を言えば納得してくれるのさ!?

 うんざりしてきた人、何も言えないじゃんと思った人、大丈夫です。

 「わたし(学校)」が知りたいのは「あなた」のこと。学校ちゃんは「あなた」の役に立ちたいって思ってる。でも本当に役に立てるかはわからない。だから知りたい。

 それに「わたし(学校)」は学ぶ場所!!

 そこだけは勘違いしないでほしいです。

 その上で、「あなた」を知ってもらうためには、まず自分の目指したいところをひとつひとつ具体的にしていきましょう。「具体化」って言われても難しいから、「わたし(学校)」が提供してくれているたくさんのヒントを調べましょう。

 「わたし(学校)」と学べること、チャレンジできること、一緒に目指せること、学校ちゃんは「あなた」に選んでもらえるように色々工夫しています。気になったところをたくさんリストアップして、どうしてそこに惹かれたのか、自分が学校ちゃんとお付き合い(入学)できたら一緒にどんなことをしようか、言葉にしてみましょう。

◆—–◇—–◆—–◇—–◆—–◇

[おまけ] NG志望理由5選(別アプローチver.)

 もうちょっと真面目な🆖 理由5選。

◆—–◇—–◆—–◇—–◆—–◇

 ちょっとふざけた例え話でしたが、恋愛と料理は万能比喩ネタ。「わたしがどうしてこの学校を選んだのか」意思決定の ”理由” を考えるヒントに少しでもなればうれしいです!

なによりあなたの「スキ」が一番の励みです。 もしよければ、感想をお聞かせください!