深い愛♡で追いかけよう - 学校リサーチ方法 -
れどぺん!志望理由書メンター(@RedpenKouko)です。
今日は、ラブシリーズ?2「深い愛♡」で学校を見つめるお話。私が普段からやっている、学校の発信情報を徹底調査「根掘り葉掘り法」(特に先生たち)をお伝えします!
志望理由を考えるうえで、めちゃくちゃ「愛」って大事です。前に恋愛ネタでちょっと面倒な「学校ちゃん」をコミカルに描いたけど、モテモテな君と僕は本当にお似合いだよ、って言うには「愛」ゆえの執念も必要になるのです。
学校でやりたいことがある人へ
具体的に「コレやりたい!」がある受験生は、本当に自分のやりたいことがその学校でできるのか、慎重に確認しておきたいところ。
入学してから「〇〇できない!」「〇〇の資格取れないの!?」ってなったらへこみます。お互いアンハッピーです。
「コレやりたい!」はあっても、まだぼんやりしている人も多いと思います。これだけは譲れないよね、が何かを考える良いチャンスでもあります。
学校でやりたいことが(まだ)決まっていない人へ
「〇〇大学に行きたい!」というアプローチで決める人もいますよね。偏差値や知名度、立地や学費、好きな人がいる(いた)など現実的な諸条件で選んでいる場合がほとんどかと思います。
志望理由書を書くからには、きちんと志望先の先生方に納得いただける(笑)理由が必要になります。困ることがないよう、自分の中で理由をすくすく育てていきましょう。
Twitterで知ったのは、まぁまぁ進学校で成績が良いと本人の希望進路とは異なる学校を受けさせられるということです。なんだかなぁ…。
好きな人のことはなんでも知りたい
人間、大切な人・好きな人のことは興味・関心があるものです。同じように学校のことも興味・関心を持ってもらいたいです。
学校は、素敵な恋人候補(志願者)に来てほしいので、自分の魅力をたくさん発信しようとしています。(たまにびっくりするほど発信下手な学校もあります)
ということで、私が普段からやっている、学校の発信情報を徹底調査「根掘り葉掘り法」(特に先生たち)をお伝えします。
⭕️ 公式情報(Web/紙)
まずは基本の「公式アカウント」を確認しましょう。
基本の発信ツール
✅ 公式ホームページ
✅ 公式SNS(Twitter、Facebook、LINEなど)
※ 特にTwitterは部署ごとに公式アカウントがある場合があります。興味がある学部・学科関連の情報はチェックできると良いです。
✅ 学校案内(オフィシャルパンフレット)
✅ オープンキャンパス(オンライン化も進んでいます)
この情報を隅々まで読むだけでも結構大変です。でも、公式情報だけあって、みんなチェックします。
特にチェックしたいのは、学生や先生の活躍(表彰など)です。自分のやりたいこと、やってみたいことの先駆者がいるでしょうか。
特に要チェック
✅ 学部・学科ごとの「ニュースリリース」(研究業績)3〜5年分
まだまだよく知らない好きな人
とかなんとかいっても、相手のことを表面的に知ったにすぎません。結局その学校に入学して、何学びたいか、学べるのかを知るには「学びたいこと」「先生なにしてる人」ふたつのアプローチがあります。
⭕️ 学びたいことからのアプローチ
学びたいことが決まっている人、また、まずは全体像を知りたいという人もこのアプローチはおすすめです。
学びたいことは、実際かなり細かく分かれています。
それこそ、毛細血管のようです。
ここでの狙いは、自分が学びたいことの解像度を上げることです。
例えば「法律を学びたい」ではなく、
「具体的にどんな法律を学びたい」です。
民法、刑法、憲法などそれぞれの法律にそれぞれ専門の先生がいます。
それは専門学校も同じです。
美容師さんといえど、
カットやカラー、パーマ
それぞれに奥深い世界が広がっているに違いありません。
ここの解像度が上がると、学校とのマッチングも見えやすくなります。
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✅ 全体像
念のため、まず全体像から始めます。前提としては大学・短大で進めていきます。
さて学部や学科の名前はなんとなく知っているけど、「そもそも「〇〇学で何が学べる」のか分かりにくいですよね。(画像は「学際的な学びって何?「戦略的学習」時代へ」からお借りしました)
高校1・2年生の進路指導で、学校のことを調べたり、お仕事のことを調べたりしてきていると思いますが、自分の興味・関心のあるところしか知らないかなと思います。この機会にぜひ横や縦のつながり(近くにどんな学問がいるのか)を意識しておきましょう。
なんとなく「これに興味がある」が見えてきたら、次はもっと具体的に知っていきます。
✅ 各分野の詳細
よく使っていたサイトは、廣告社が提供する「大学進学情報 - 逆引き大辞典」です。
学問分野の相関図を一目見てわかる図にしてくれているので、パッと見てわかりやすいところがお気に入りです。かなり良いです。
✅ 学問診断
診断系が好きな人は、京都大学・学際融合教育研究推進センターが開発した「ナビスコラ」もあります。
⭕️ 先生からのアプローチ
以前も、学校の先生にどんな先生がいるのかチェックしようと書きました。学校だけ決めているという人は、先生をきっかけに何を学べるのか知っていっても良いです。高校までと違って、同じ科目でも教える内容は「先生次第」! 実は「その先生にしか教えられないこと」を教えてくれるのです。
先生たちの強みや専門を知っていくと、どこかワクワクしてくる時があります。これが大事!
「こういうの知りたい!」「これ、やってみたい!」「この人気になる!」という先生が見つかったら…
先生情報
✅ 先生の名前でインターネット検索
✅ 先生のホームページやTwitterアカウントをチェック
✅ 先生が載っているインタビュー記事や書かれた記事は全部読む
✅ 先生の研究者プロフィールを「Researchmap」でチェック
✅ 先生の主要論文を論文検索サイト「CiNii」「Google Scholar」でチェック
その学校の、その先生(もちろん自分が入った時に、いなくなっちゃうかもしれないことを前提に考えましょう!)を”きっかけ”に、自分の学びたいこと(好きの気持ち)を具体的にしていけると良いです。
もちろん、シラバス(講義要綱)チェックも忘れずに!
この「学びたいことからのアプローチ」「先生からのアプローチ」を行ったり来たりしながら、少しずつ自分の中で「運命の人(学校)」という気持ちが高まってくれば、ベストですね!
そして、マッチングを考えるプロセスに入っていけばOKです!
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いかがでしたでしたでしょうか?
「学校の発信情報を徹底調査「根掘り葉掘り法」(特に先生たち)」と言いつつ、「学びたい分野の決め方」みたいになっちゃいましたね。まぁいっか!
それでは今日はこの辺で!